やりたいことは、やり残したことだ!

今日一日を出来るだけ楽しく過ごすよう努めています。
日々の他愛のない出来事を取り留めもなく書いています。

行政書士試験合格

2017-03-01 13:09:02 | 日記

正直落ちたとと思っていたので、はがきを見て跳びあがるほど嬉しかった。

すぐお世話になった床屋さんと学校の職員さんに教えに行った。

床屋さんは「あ、そうなの、良かったね」とそっけない言葉だったが

表情は少し驚いている様子だった。

学校へ行くと3年間お世話になった職員さんに「受かりました」と言った。

職員さんは「そうですか!」と力のこもった声で言い、つづけて

「すべてあなたの努力の結果です!」と言ってくれた。

実際にはそんなことはなく、自分は職員さんには本当にお世話になっていた。

自分はとんちんかんな迷惑な受講生だったと思う。

一方仲間のことが気になったが自分は聞かなかった。

もちろん聞いても職員の立場上そんなこと答えられないが。

「これからどうするんですか?」と聞かれ、「まだ考え中です」と答えたが、

自分の頭の中では開業の想いが大きくなっていた。

父親が不動産仲介業を営んでいたので、共同で事務所を使用することが可能だったからだ。

しかし自分はすぐには開業手続きをしなかった。

まだ完全に決断できていなかったのだと思う。


その頃自分は36歳の時から始めたマラソンで、ハーフマラソン、フルマラソンと無事完走して

ウルトラマラソンというのに興味をもつようになっていた。

ウルトラマラソンというのは、フルマラソンより長い距離を走るマラソンのことだ。

50キロでもウルトラマラソンになるのだが、「ウルトラと言えば100キロ」という雰囲気がある。

日本各地に10くらい100キロマラソンの大会があり、年輩の方々にも人気がある。

静岡県在住の自分は、一番近くで行われる山梨県の「チャレンジ富士五湖」というウルトラに

少し前にエントリーしていた。






試験勉強4

2017-03-01 09:38:13 | 日記

自分は最後にもう一年だけ勉強することを覚悟した。

仲間とはその前からもう会っていなかった。

一人での挑戦。依存しやすい自分にはその方がよかった。

今まで2年間勉強してきて何が良くて、何が悪いかはわかっていた。

やるべきことはわかっていた。

まず1時間でも毎日机に向かうようにし、極力何もやらない日をつくらない。

それでも自分は平均3,4時間は机に向かっていたと思う。

日曜日や祝日などの一日中時間のある日は、学校の自習室へ行き10時間は勉強した。

わかったつもりでいた個所でも、もう一度やると自分の理解があやふやなのを発見した。

地道に繰り返し繰り返しの学習をした。本当にこれが辛かった。

どうしても苦手な部分は、ノートに自分なりに書き出してみる。

これは力になる。最良の苦手教科克服方法だと思う。

しかし本当にこの時の自分は孤独だった。

自分に学校を勧めてくれた床屋さんにも「今頃そんなことしてどうなるんだ」と言われていた。

今思えば「今している仕事をしっかりやれよ」という意味だったのだろう。

いつまでも試験に受からないまま続けていては駄目だと自分のことを心配してくれたのだと思う。

でも自分はこれが最後の挑戦だということは言わなかった。

意地だった。


そして平成21年の試験を迎えた。

試験前の自分は合格する自信はそんなになかったが、やるべきことをやり落ち着いていたと思う。

そして試験を終えた時も落ち着いていた。

点数は合格不合格のギリギリのラインくらいかなと思っていた。

不合格の結果でもしっかり受け止めようという気持ちだった。

そして不合格でも結果がわかったら、次の仕事を探そうと考えていた。

自己採点では合格点の180点には少し足りないと思っていた。

1月末、合否のはがきが自宅に届いた。

どうせ落ちているだろうと見ると、そこには「合格 180点」と書かれていた。

自分は目を疑った。ほんとに信じられなかった。

ギリギリの点数で自分は合格していた。