最近見たＤＶＤ

　'05仏
これは勉強になりました。
勉強って言うか、雛がかわいいとかそういうレベルで見てられない、あまりにも過酷で。
なんていうか、この世に生を受ける理由のひとつは子孫を残すためなのよねってシンプルに思いました。
皇帝ペンギンがパートナーを見つけて子をもうけて育て上げるまでには、いくつもの試練が待ち構えていて、オス・メス・ヒナのどれかがどこで命を落としてもおかしくない。でも命を次につないでいくためにエサをとり、寒さに耐え、命を張って守る。
人間は生きるうえでいろんな欲がついてまわるけど、本当は生きることってすごいシンプルなことなのよね。
子供のために自分の時間がない、なんて邪念が湧いてきたらもう一回思い出してみようと思います。



　'01米　ビリー・ボブ・ソーントン
これはなかなかおもしろかった。
妻の弟が営む美容室で理髪師をしている１人の寡黙な男が、ふとした投資話に心を動かされたことをきっかけに人生が思わぬ方向に転がってく話。
主人公のエドは妻の実家が美容室を経営してたために、なんとなくそこで雇われていたが、いつも忙しく出歩く妻を疑い、自分の立場にも疑問を感じていた。
そこにふって沸いた“うまい話”。
感情に振り回されることなくいつも淡々としてるエドが、静かに行動を始めると人生はあれよあれよと自分の想像しない展開で進んでいく。
なんか人生ってこんな感じだろうなって思った。
うまい話がほんとにうまくいくことも少ないし、なにもかも自分の理想どおりにいくわけもない。ひょんなことから予想外においしい思いをすることもあるだろうけど、自分とまったく無関係なところに大きな落とし穴があることも。
劇中に妻が吐いた「人生はクソッ素晴らしい」ってセリフが全てを物語ってるのかな？



　'06米　トム・ハンクス、オドレィ・トトゥ、ジャン・レノ
まぁ普通なのかな。
原作も読んでないし宗教的なこともよくわからないんで、単純にミステリーっぽい目線で見ましたけど。
２時間半、飽きはしなかったけどそんなドキドキもせず。
一応辻褄は合ったけど、ふーんなるほどね、って感じです。


　'06米　グレッグ・キニア、トニ・コレット
これもまあまあかな？
仕事がうまくいかない夫と働き者の妻。自殺未遂を図った妻のゲイの兄を引き取ることになったが、子供達は兄が自分の信念に基づき一切言葉を発さず、小さな妹はミスコンに心を奪われ、さらにヤク中のじいちゃんも同居中。
そんな一癖も二癖もある家族が、下の娘のミスコンの決勝大会に出るために家族で出発するロードムービー。
普段からお互い別の方向を見てる家族なので、道中次から次へと沸き起こるトラブルに責任をなすりつけあいパニックに。
ミスコンの決勝出場を応援するというひとつの目的はあるんだけど、出場に張り切る本人も小太りのメガネっ子！
旅は本大会に間に合うのか、絆の薄い家族の旅行は何かを生み出すのか。そんな物語です。
ものすごく笑えるわけじゃないし、家族の絆と言ってもすごく感動する大作でもないので、☆５つ中なら３つくらいかなぁ？
あとミスコンのスタッフの中に「２４」のクロエちゃんがいたｗ



幼児体型でメガネっ子のオリーヴちゃんはとてもキュートでした。