ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール（2005米）
舞台は1960年代の保守的なアメリカ、20年以上に渡る男同士の純愛を描いた作品。
０５年ヴェネツィア国際映画祭、金獅子賞受賞作品。
・・・私には納得いかないことがいっぱいでダメでした。
男同士の設定だからって純愛とは言えないと思うけど、それ以外の設定にもどうしても「２人の愛は本物なんだ」とは引き込まれなかった。
だって、２人はブロークバックマウンテンでの羊番の仕事で出会うんだけど、長期間２人で山にこもりっぱなしの仕事で、そういう感情が芽生えるのもわからないでもないけど、片方（イニス）には「その気」がないのに、友情も人間関係も出来てないうちに一気に恋愛関係に落ちたところがまず？？？？？。
「昨日のことは１回きりだ」とか言いながらどうやらその後一気に親密になったらしく、山をおりるときには、クールなイニスのほうが泣き出す始末。
それくらい濃厚な関係になるまでの経緯が丁寧に描かれてなくて「え、そうなの？？」みたいな印象。
で山をおりてお互いに結婚し子供が出来、それなりに普通に生活してたのに急にジャックがイニスに会いに来たことから愛が再燃。
なんでいきなり会いに来たの？忘れられなかったんだろうけど、その辺も急な展開で想像まかせ。
出来た子供もある程度大きくなってるので、そこそこ時間も経過してたんだろうに、しかも再会した瞬間、妻に見られないようにって配慮もなく欲情してるのも唐突。
ほんとに愛してるのは妻ではないから、結婚生活がうまくいってないって辺りの描写や、ジャックの奥さんが金持ちのお嬢さんだってこととか、イニスの父親が同性愛を嫌悪してるとかそういうエピソードもどれもなんとなくで、２人の関係に与える影響の重みがイマイチ感じられなかったし。
２０年もの間、会える時間もままならないのに愛を貫いたってことらしいけど、その間の時系列もよくわからなくて、出会ってからどれくらいの時間がたってどれくらい会う時間を作れてるのかもよくわかんないのに、ジャックが急に「全然会えない！」って感情的になったりで。
いろいろ想像まかせなのはあえてで、それをゆっくりと見てあげるべきだったのかな？
愛し合う彼ら以外にもいろんな人が出てくるんだけど、その人たちとの人間関係も希薄に見えてあんまりドラマ性が伝わってこないのでした。
同性愛に対しての当時の偏見もどの程度かわからず・・・
そして美しいブロークバックの景観の良さも映画に華を添えるってことなんだろうけど、それも特に感じられなった。
愛とか美がまったくわかってないダメな人なのかな、私（汗）
ブラピの「リバー・ランズ・スルー・イット」みたいな映画なのかなって思ってたんだけど、ちょっと違いました。
昔のアメリカの美しい景色を舞台に、人間同士の愛や影を描くような・・・。
あの映画は素晴らしかったけど、当時うちの旦那もあれを見てフライを始めた人間の１人だそうです（笑）
それにしても金獅子賞以外にもアカデミーのいろんな部門にノミネートされてた映画のようなので、この良さがこれっぽっちもわからない私はまだまだなのかなぁ。
」
がないんですが・・・
こうして誘っていただける。
？」ってクレームついたりしてるんで、いかに日中１人っきりかって感じだけど
ハンバーグ/ナポリタン/半月たまご
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