キャンプ3日目。日曜日の話です。
午前11時近くまでキャンプ場で帰り支度をし、奈良井宿へ。
奈良井の道の駅から奈良井川に掛かる木造の太鼓橋を渡ると奈良井宿に行けます。木曽福島から奈良井に行く途中、新鳥居トンネルを抜けます。中山道の鳥居峠がある所です。面白いのは昨日見た木曽川は名古屋方面に流れています。そして奈良井川は、塩尻方面に流れています。同じ街道筋の川沿いなのに、峠を境に川の流れが反対になっています。
奈良井宿は約1kmも町並みがつながる宿場町です。現在もその面影を残す保存が行われています。
初めて来ましたが、タイムスリップした気分です。現在も民宿としている家が何件もあります。向かって右側が山側で、左側が奈良井川になります。
山が迫っているのが分ります。そして、その山側には神社やお寺が複数存在しています。
お寺や神社の入り口には水場が必ずあり、細い小道が山の方に延びています。
家と家には隙間がないけど、奥に陽射しが入っているのが見えます。その部分の屋根が中抜けしています。町家の典型で間口に対して奥行きが長いと分ります。住宅の多くは中庭があって、光や風を取り入れているんでしょう。
家々には千本格子が取り付けられています。2階部分は長短2本ずつの縦格子になっており、東御市にある
「海野宿」で使われている海野格子と同じ形をしています。この奈良井宿でも海野格子と言うのでしょうか?よくわかりません。もともと外から中が見えにくいように嵌めているものだから、2階の上の方は外から覗けないので明かりが多い方が良く、格子の装飾として綺麗に見えるこんな形に落ちついたのでしょう。
日曜日ですから個人や団体での観光客も結構来ています。ふと気づくと知っている人が。。。なんとワイン会でお会いしているK夫妻とばったり遭遇。お互いびっくり。近所の地元で行事以外一度も会ったことないのに(笑)。いやいや面白いもんです。
2時間位見学して、夕方には家に戻りました。観光を兼ねたトトとの旅はこれが初めてです。初めてにしては、なかなかの成功かな。それにしてもトトは晴れ女。雨どころか、陽射しが暑いくらいの天気で行程を終えることが出来ました。
Written by とし