ある数学愛好者のひとり言

数学好きな私がひとり言をつぶやきます。

境界のある多様体上のブラウエルの不動点定理

2024-09-02 00:00:18 | 数学・数学教育

2024年9月2日(月)

 

 不動点とは、集合Mから集合Mへの写像 f:M→M において、x∈M

   f(x)=x

となる点xのことを言う。

 

 ブラウエル(ブラウワー)の不動点定理は、本文で述べるように

  コンパクト凸集合からそれ自身への任意の連続函数 f に対して、f(x) = xを満たす点 x、すなわち不動

    存在する

と言う位相幾何学の定理である。

 この定理は、実に幅広い応用をもつ。また、考える空間によって、拡張されて述べられる。例えば、バナッハ

空間(注)では、

(シャウダーの不動点定理)

   バナッハ空間のコンパクト凸部分集合 K からそれ自身へのすべての連続函数は不動点を持つ

と言うように・・・・。

 

 

(注)

 ノルム空間 V がバナッハ空間であるとは、V 内の各コーシー列 {vn}_(1,∞)に対して、V の適当な元 v を選べば

       {\displaystyle \lim _{n\to \infty }v_{n}=v}

とすることができるときにいう。 

 

 

 

 

ちょっと休息

 長い文章になったので、本文

   学位授与機構への学位申請期日が迫る (2024年3月4日)

に移した。

 

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