2024年9月2日(月)
不動点とは、集合Mから集合Mへの写像 f:M→M において、x∈Mで
f(x)=x
となる点xのことを言う。
ブラウエル(ブラウワー)の不動点定理は、本文で述べるように
コンパクト凸集合からそれ自身への任意の連続函数 f に対して、f(x) = xを満たす点 x、すなわち不動点
が存在する
と言う位相幾何学の定理である。
この定理は、実に幅広い応用をもつ。また、考える空間によって、拡張されて述べられる。例えば、バナッハ
空間(注)では、
(シャウダーの不動点定理)
バナッハ空間のコンパクト凸部分集合 K からそれ自身へのすべての連続函数は不動点を持つ
と言うように・・・・。
(注)
ノルム空間 V がバナッハ空間であるとは、V 内の各コーシー列 {vn}_(1,∞)に対して、V の適当な元 v を選べば
とすることができるときにいう。
ちょっと休息
長い文章になったので、本文
学位授与機構への学位申請期日が迫る (2024年3月4日)
に移した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます