常盤ホテルの夕食 4月21日
↑ 好天に恵まれた平成最後の旅も夜の帳が穏やかに下り始めました ↓
↑ 本日の夕食献立 ↓
和食
日本が世界に誇る和食文化 一汁三菜の献立特集
和食文化がユネスコ無形文化遺産に登録されました。 無形文化遺産に登録された和食文化の特長は4つ。 1.多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
2.栄養バランスに優れた健康的な食生活
3.自然の美しさや季節の移ろいの表現
4.正月などの年中行事との密接な関わり
だしの「うま味」や、発酵調味料であるみそを活用した一汁三菜の日本型食事スタイルは理想的な栄養バランスがとれ、日本が世界に誇るものです。
↑ 山梨県産スモモの食前酒 ↓
「先付・突き出し・お通し」とは
それぞれ、「さきづけ」「つきだし」「おとおし」と読みます。 最初に出てくる料理のことを言います。通常は1~3品で、少量の気のきいた料理を出します。
厳密にいうと、「先付」・「突き出し」はあらかじめ献立の中に組み込まれている料理で、 「お通し」は、注文をしなくても出てくる料理です。喫茶店でいえば、最初に出てくる水が 「お通し」にあたります。本来の「懐石料理」を「茶懐石」と呼ぶようになっています。
「前菜・前八寸・八寸」とは
それぞれ、「ぜんさい」「まえはっすん」「はっすん」と読みます。 先付、突き出しなどと同様、献立の初めに出される肴の盛り合わせのことをいいます。
本来、日本料理には前菜というものはありません。 フランス料理のように、メインになる料理が明確にある場合は、その前に食欲を増進する酒をすすめるための肴として前菜を出しますが、 日本料理ではそのすべてが酒菜であり、あるいは総菜であって、いわば全部が前菜のようなものだからです。
山梨県のブドウ栽培は、古くは奈良時代からとされ、ワイン醸造は明治時代からの歴史を持つ 日本のワイン発祥の地です。
平成25年7月16日、ぶどう酒(ワイン)における地理的表示「山梨」が国税庁告示により指定されました。 これは、国が山梨県ワイン酒造組合の申請に対し、山梨県産ワインの品質や評価が主に山梨県という生産地に由来することを認定し、またワイン産地たる山梨を法律で保護することを決定したもので、ぶどう酒(ワイン)としては「山梨」が初の指定となります。
これにより、「山梨」と表示されたワインは原産地とその品質が保証され、海外においてもテーブルワインではなくより価値の高い「地理的表示付きワイン」としての流通が可能となるなど、国内外においてワイン産地山梨のブランド力がよりいっそう高まっています。
「向付」とは
「むこうづけ」と読みます。
茶懐石の膳組で、折敷の向こう側に置くことを示す言葉で、そこに置かれる器や料理を指します。
主に魚介類のひと塩ものや、鱠(なます)と呼ばれる、生の魚介類を酢で調理した食物などが盛られています。
「煮物・炊合せ」とは
それぞれ、「にもの」「たきあわせ」と読みます。
関西では煮物といった場合、茶懐石でいうところの煮物椀をさすことが多いため、いわゆる「煮たもの」のことは、炊合せといって区別しています。
関東でいう煮物も、この炊合せと同じ意味に解釈されることもありますが、厳密には両者は異なります。 炊合せとは、材料それぞれを別々に煮て、それらをひとつの器に盛り合わせたものをさします。
関東で煮物といった場合には、大煮物と小煮物に分類されます。 大煮物とは、一つの材料を大きな鍋で長い時間をかけて煮たものをさし、小煮物は、色々な材料を一緒にして少量を即席に煮たものをいいます。
通常、会席料理では小煮物を煮物と称しますが、炊合せも煮物と称されることがあります。
「刺身・御造り」とは
それぞれ、「さしみ」「おつくり」と読みます。
刺身とは、生で食べる料理のことですが、一般には洗い・湯引き・焼き霜なども刺身といわれています。
式三献といわれる儀式料理で、三献めの肴として供された腸煎(わたいり)が、今日の刺身にあたると考えられています。
腸煎とは、鯉の身を生のまま四角く切って、器に重ねて盛り、鯉の鰭(ひれ)を刺した料理です。
何の魚の身であるかが一目でわかるように、鰭を刺す習慣がありましたが、ここから生まれた語が、刺身だといわれています。
しかし今日、身を刺すという言葉を忌み嫌がって、作り・作り身・造り等と呼ぶことが多くなっています。
花柳界などでは、同じ理由から「差味」・「生」などという表現も用いられています。
↑ 常盤ホテルの刺身の盛り付けは独特で寝かせて有ります ↓
「焼物」とは
「やきもの」と読みます。 読んで字のごとく、食材を焼いて調理したものです。主に魚の切り身を用いますが、野菜の場合もあります。
魚の場合は骨を除き、大きさや形も、取り分けやすく食べやすいように配慮しています。
「吸物・汁物」とは
それぞれ、「すいもの」「しるもの」と読みます。
ご飯を食べるための汁物のことを「汁物」といいます。 これに対して、酒を飲むための汁物は「吸物」といいます。
会席料理では、食事とともに最後に出される汁物を「止椀(とめわん)」と表現されることがあります。
「香物」とは
「こうのもの」と読みます。
一般に、お新香をいまします。通常は2~3種類の漬物を盛り合わせます。会席料理では、最後の食事とともに出されます。
「揚物」とは
「あげもの」と読みます。
読んで字のごとく、食材を油で揚げて調理したものです。
揚物には、材料をそのまま揚げる素揚げや、小麦粉や片栗粉などをまぶして揚げる唐揚げ、その他の食材をまぶして揚げる変わり揚げがあります。 天ぷらは、小麦粉を主とした衣をつけて揚げる料理をいいます。