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2008年7月6日HMS中・上級のコースレイアウト

2008年07月11日 | 中級レイアウト
 先週日曜日6日の市街地+新コースのコースレイアウトです。多分、中級は午後の最初に走り、同じコースを上級でそのまま午後締めのコースとして走ったようです。
 午前中は無茶苦茶に暑くなったのですが、その後曇り空になり、多少は楽になりました。

 この市街地+新コースのレイアウトは中級としては一般的なコース設定と言えるでしょう。細かいところはなくて、市街地コースを使いながらも全体を鳥瞰すると大きなオフセットパイロンスラローム的な折り返しの組合せとなっていることがわかります。
 それでも中級参加の人たちから「走りにくい」「難しい」という声が多く聞かれたのは、例えば4番のような平坦なところでパイロンだけを見て回るようなオフセットパイロンスラロームと違って、市街地の部分で旋回半径を「大きい方に」規制されるからでしょう。

 レイアウト図の上部の新コースは一つのコーナーに一本のパイロンが立っているだけなので、自分が好きな(得意とする)旋回半径で回ることができます。
 ところが、市街地のコースでは道幅が規制されていますから自分がうまく回れない旋回半径で回ることを要求されるようになります。うまく回れないというのは、a)自分がいつもUターンなどで小さく回っている旋回半径よりも大きいRのコーナーで、アクセル全閉で回っていくうちに失速してしまい、そこから旋回中にアクセルを開けることができず、アイドリング状態で旋回し終わるのを待ってそこから再加速しなくてはいけない状態になる。もしくはb)大きいコーナーならブレーキを掛けてバイクを倒し込んだ後でも十分にエンジン回転が残っているスピードなので、すぐにパーシャルスロットルを合わせることができるのだが、そうするためにはRが小さいので、パーシャルを作ろうとすると回転が合わずにがくがくする。そういうときには開けるとオーバーパワーで滑ったり、逆にエンブレがかかって滑るので怖い思いをする、といった両方のパターンがあります。

 この自分のスキルの中で「大きすぎず、小さすぎないために苦手になっている旋回半径」というのが、まさに練習して克服するべき課題であるわけです。

 もしも中級のスキルの中をさらにABCと分けるとすると、中級の初級Cの人は、市街地は捨てて、奥の新コースで間隔が長いオフセットスラロームでしっかり加速と減速をして最適なUターンを決めることに集中したいですね。
 そして中級の中級Bの人は、自由度がある新コースのオフセットは自分の好きな曲がり方を追求し、そしてすごく不自由を感じるであろう市街地のコースは、なるべく多角形にして加速する直線を切り出して、気持ちよく走ろうということを課題にしたいですね。
 中級の中でもAクラスの人は、市街地を中心にして、設定されているRに対してきちんとパーシャルスロットルを作って回っていくようなコーナリングがテーマになるだろうと思います。

 そうすると、中級のCの人が意識するべきターゲットは、⑧~⑳(除く⑭)、22、25ということになります。これらのコーナーで加減速をしっかりとしながらセルステアを使って小さくスムーズに回るということです。これらのコーナーは間隔が空いているので、加速と減速の練習にはもってこいです。かつ、そこからコーナリングにつなげるということを意識します。

 次に中級のBの人が意識するべきターゲットは、①②③⑭⑳21、23、24、27あたりです。これらは道なりで少し大きめの旋回半径を要求しています。しかし前後のアプローチを変えることで直線を作ったり、コーナーを分けて走ることが出来ます。
 特にネイキッドの場合に、加速する直線を作るのに工夫が必要になります。

 最後に中級のAもしくは上級の入りたての人については、④⑤⑦26あたりが課題になっただろうと思います。これらの半端に大きいRをスムーズに一杯のバンク角で走ろうとするとかなり難しいだとうと思います。
 すべてはアクセルワークなのですが、進入速度、倒し込み、ハンドルの切れ角にアクセルの開け始めという全体にデリケートなコントロールが要求されます。


 以下の記事が参考になるかと思います。

   ■出口の角(縁石の角)を狙う
   ■出口の角(縁石の角)を狙う(続き)
   ■2本のパイロンがセットされたコーナーへのアプローチ
   ■直線を作る
   ■ガイドにだまされない
   ■走りやすい回転半径を見つける
   ■道幅を一杯に使う
   ■旋回速度を維持できるラインをつくる




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