貸切のときは参加メンバーが上級から初級まで非常に幅広くばらつくので、イントラさんは苦労されると思います。この日の担当は、T網さんとI塚さんでした。
この日はイベントがあったので、川沿いのブロックが使えないので尚更だったでしょう。そういう訳で、午前中は5番バリアブル、午後は入り口2番、休憩後の締めは4番でのオフセットパイロンスラロームだったのでコースレイアウト図は午前の分だけです。
ビデオ撮影があったので映像がある人は振り返っていただくとよろしいかと思いますので、少し詳しく解説します。
このコースの全体観としては、4+5および8の複合コーナーを上手に処理することと、17+18のZターンをうまく回ることが主たる課題だっただろうと思います。それをふまえて、コースの順を追って説明しましょう。
まず、2を膨らまないようにしてコンパクトに回ると2,3,4をほぼ直線で加速しながら通過することができます。2がスペースに余裕があるので楽に回ってしまいやすいのですが、膨らむと3でブレーキが入っているはずです。
4+5はブレーキを使わず(つまりブレーキランプの点灯なしで)回れる人は上級レベルと考えてよいでしょう。4で向き変えをして、スピードが残っていれば、そのままパーシャルスロットルで回れるのです。4でスピードが不足している場合は、より大きくアクセルを開けることになるのでリアブレーキを使ってギクシャクしないようにコントロールすることになります。もしくは、二つのコーナーに分けて4と5のそれぞれで加減速をして向き変えをすることになります。基本的な対処としては、4の進入速度を高めることでパーシャルを作りやすくするか、もしくはエンブレで減速しながら回っても回りきれるだけの速度を残すことを目指します。
もう一つ大事なことは5を回り切るまでしっかり待つことです。こういう回りにくいコーナーでは次の目標6に向かって後輪が(前輪ではなく後輪がという点に留意してください!)向きを変え終わるまで待ち切れなくてバイクを起こしてしまうことが、中級初期のレベルではよく起こります。そうするとバイクを起こしてからもう一度左に振って6の右Uターンに備えるようなラインを取るようになってしまいます。6の右Uターンにアプローチするためには5を回り終わってバイクを立てたときに後輪が6の左側2mの位置に向かっていることが好ましいのです。
8についても、7から8に向かってスピードをつくり、8の1本目のパイロンで向き変えをして、2本目のパイロンを回り、9のパイロンでブレーキングができるようにするというのは、4+5と同様です。もし9のパイロンまでに失速してしまうのであれば8の2本目でコーナーを分けて、ブレーキ+向き変え+再加速を入れるようにします。
9から10にかけては、9は手前のパイロンの際を通り、10は奥のパイロンの際を通るようにします。
11から12の走り方は人それぞれですが、あまり膨らみすぎないほうがよいかと思います。
12、13、14はうまく走るとかなり直線に近いラインが作れるので、なるべく左右に大きく振らないようにして、なおかつ強いブレーキと再加速は避けたほうがよいでしょう。
15は2本のパイロンを舐めるように小さく回ることが好ましいところです。
17+18のセクションは、17で大外から入ってスピードを残して18でドンとブレーキを掛けて小さく回るか、17で小さく回ってそこから連続的に切り返すか、二つの考え方に分かれます。分かれますと書きましたが、私やイントラさんはその間をとるような走り方をしています。ここは色々な人のラインを見比べると面白いと思います。17への入りでどれくらい左に振っているかという点と18を回るときのバンク角とパイロンへの近さを見比べてみてください。
最後、21ですが、ここもバイクが向きを変え終わるまでしっかりと旋回するということが要求されるコーナーでした。
この日はイベントがあったので、川沿いのブロックが使えないので尚更だったでしょう。そういう訳で、午前中は5番バリアブル、午後は入り口2番、休憩後の締めは4番でのオフセットパイロンスラロームだったのでコースレイアウト図は午前の分だけです。
ビデオ撮影があったので映像がある人は振り返っていただくとよろしいかと思いますので、少し詳しく解説します。
このコースの全体観としては、4+5および8の複合コーナーを上手に処理することと、17+18のZターンをうまく回ることが主たる課題だっただろうと思います。それをふまえて、コースの順を追って説明しましょう。
まず、2を膨らまないようにしてコンパクトに回ると2,3,4をほぼ直線で加速しながら通過することができます。2がスペースに余裕があるので楽に回ってしまいやすいのですが、膨らむと3でブレーキが入っているはずです。
4+5はブレーキを使わず(つまりブレーキランプの点灯なしで)回れる人は上級レベルと考えてよいでしょう。4で向き変えをして、スピードが残っていれば、そのままパーシャルスロットルで回れるのです。4でスピードが不足している場合は、より大きくアクセルを開けることになるのでリアブレーキを使ってギクシャクしないようにコントロールすることになります。もしくは、二つのコーナーに分けて4と5のそれぞれで加減速をして向き変えをすることになります。基本的な対処としては、4の進入速度を高めることでパーシャルを作りやすくするか、もしくはエンブレで減速しながら回っても回りきれるだけの速度を残すことを目指します。
もう一つ大事なことは5を回り切るまでしっかり待つことです。こういう回りにくいコーナーでは次の目標6に向かって後輪が(前輪ではなく後輪がという点に留意してください!)向きを変え終わるまで待ち切れなくてバイクを起こしてしまうことが、中級初期のレベルではよく起こります。そうするとバイクを起こしてからもう一度左に振って6の右Uターンに備えるようなラインを取るようになってしまいます。6の右Uターンにアプローチするためには5を回り終わってバイクを立てたときに後輪が6の左側2mの位置に向かっていることが好ましいのです。
8についても、7から8に向かってスピードをつくり、8の1本目のパイロンで向き変えをして、2本目のパイロンを回り、9のパイロンでブレーキングができるようにするというのは、4+5と同様です。もし9のパイロンまでに失速してしまうのであれば8の2本目でコーナーを分けて、ブレーキ+向き変え+再加速を入れるようにします。
9から10にかけては、9は手前のパイロンの際を通り、10は奥のパイロンの際を通るようにします。
11から12の走り方は人それぞれですが、あまり膨らみすぎないほうがよいかと思います。
12、13、14はうまく走るとかなり直線に近いラインが作れるので、なるべく左右に大きく振らないようにして、なおかつ強いブレーキと再加速は避けたほうがよいでしょう。
15は2本のパイロンを舐めるように小さく回ることが好ましいところです。
17+18のセクションは、17で大外から入ってスピードを残して18でドンとブレーキを掛けて小さく回るか、17で小さく回ってそこから連続的に切り返すか、二つの考え方に分かれます。分かれますと書きましたが、私やイントラさんはその間をとるような走り方をしています。ここは色々な人のラインを見比べると面白いと思います。17への入りでどれくらい左に振っているかという点と18を回るときのバンク角とパイロンへの近さを見比べてみてください。
最後、21ですが、ここもバイクが向きを変え終わるまでしっかりと旋回するということが要求されるコーナーでした。
病み上がり&約1.5ヶ月のブランクでの貸切参加だったので勘が戻るまでに午後になってしまいました。
午前中のバリアブルコースは、完全に練習できるレベルではなくリズムも目茶苦茶なまま走るだけで精一杯でした。
それでも午後の練習から笑顔で練習できるようになってきたのでリラックスして楽しく走ることができました。
またご一緒になったらよろしくお願いします。
貸切は普段できないことができるし、色々なレベルの人と交流するので、いつも楽しみにしています。
体調がもどったら、また上級に挑戦してみてください。次の貸切もよろしくお願いします。
これはタイムには影響しないのですか?
「もう一度左に振って6の右Uターン」はイケないことなのでしょうか?
4,5は大きくて深いコーナーになるので、パーシャルで回ることが苦しく感じます。そのため、前輪が6を向いたところで我慢できずにバイクを起こしてしまうことが多いのです。
そうすると5から6に向かい、まず右に膨らんで、そこから左に振って右ターンに入るというラインになります。
これが何がいけないかと言うと、a) 5を出て早く起こす分、ラインが膨らみ、遠回りになる。
b) もう一度左に振るために、直線が作れず、加減速をしっかりできない。加速しない分、遅れる。
c) 6に向かう減速が甘くなり、フロントが沈まないので6の旋回半径が大きくなる。
つまり、5を回り切るコンマ何秒かが待てないために、その後、6のUターンを終えるまでの数秒間の走りに影響するという趣旨です。
なんと数mしかないような感じですが。