ザ・サスペンダー

日本を斬る社会派ブログ

村上問題について

2006-10-26 22:05:26 | モームス
村上の盗撮写真が騒動を起こしているようですが、私の見解をひとつ。
老子をひもとくに、
上善若水。水善利萬物而不爭。處衆人之所惡。故幾於道。
居善地。心善淵。與善仁。言善信。正善治。事善能。動善時。
夫唯不爭。故無尤。
とあります。これを読み下すと、
上善は水の若し。水は善く万物を利して争わず、衆人の悪む所に処る。
故に道に幾し。居るには地を善しとし、心は淵きを善しとし、
与にするは仁なるを善しとし、言は信あるを善しとし、正は治まるを善しとし、
事は能あるを善しとし、動くには時なるを善しとす。
夫れ唯だ争わず、故に尤め無し。
となります。
道教の始祖老子は自然であることが道に通ずると説きます。
なかでも水の性質に人のあり方をなぞらえたこの章は大変有名です。
水は低きに流れる、という慣用句は、現在、
人は怠惰を好む、という意味で使われることが多いですが、
これは誤用で、もともとは単に自然なさまを言い表した言葉です。
老子はさらに、水は低きに流れるゆえに尊いと教えています。
人の嫌がることを率先してやりなさい、という意味です。
前置きが長くなりましたが、村上についてはどうでもいいです。