JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

FILE-030 LAHTI SKI GAMES アクセス編

2006-02-27 21:56:24 | フィンランドぶらぶら紀行
【ヘルシンキ発 スキー観戦列車の到着】
2005年3月 Salpausselän Kisat


当ブログは、この2週間あまり五輪ネタが多かったが、今日から平常運転に戻りたいと思う。
といっても、スキー・ネタはまだ続くのであるが...

上の写真は、昨年の3月4日から3日間、Lahtiで行われた LAHTI SKI GAMES(芬名:Salpausselän Kisat )の朝の風景である。
Lahti(ラハティ)は、首都ヘルシンキから100Kmほど北にある都市で、林業の街として発展してきた。
首都からも近いせいか、フィンランドを代表するノルディック競技の街として知られている。
その証拠に、独立間もない1926年から、1938年、1958年、1978年、1989年、2001年とフィンランドで行われたノルディック世界選手権のすべてが、この街で開かれているのだ。ちなみに、昨年、2013年開催予定のノルディック世界選手権にフィンランドの候補地として、再び同地が選ばれた。
また、世界選手権が開催されない時は、ワールドカップの開催地として毎年ここで大会が開かれる。上の写真はその時のものである。

スキー会場はラハティの市街地にぴったりと隣接している。その地名が Salpausselkä なので、Salpausselän Kisat( Salpausselkä(の) kisat(複数形) : 英 games )と名が付いている。このイベントは、フィンランドにとって大きな大会である。従って、国内各地、いや世界各地からたくさんの人々が訪れる。

そんなこともあって、大会当日はヘルシンキから大会観戦用の特別列車が運行されるのである。
ラハティの駅から、この会場へは歩くと20分くらい掛かるが、この特別列車は、この会場の北にある大きな湖 Vesi Järvi の水運用の港と鉄道を結ぶために作られた引き込み線が、大会会場のすぐ脇にあるということで、会場に横付けされるのである。初めてこれを見た時に、“さすが、スキーの本場!”と感動してしまった。

引き込み線ということで、電化されていない。従って、ディーゼル機関車が電気機関車ごと列車を引っ張ってくるのが、おもしろい。



【列車から降りた観客は、そのまま会場に吸い込まれて行く。】
2005年3月 Salpausselän Kisat




【戦い終わって日が暮れて。帰りも専用列車では酒盛りかな?】
2001年2月 ノルディック世界選手権