JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

極私的 ☆トリノ五輪・マイナースポーツの悲哀☆

2006-02-13 23:18:13 | コラム
【イメージ写真・2001年ノルディック世界選手権ラハティ大会より】


競技も本格的に始まった。
が、地上波TVで得られる情報は、民放(始めからあてにしてないけど)はともかく、NHKまで代わり映えのしない内容。
同じ映像の繰り返しと仕込みネタの披露だ。
その上、我が家ではBSが見られない。地上波のみで頑張っている。
昨日の男女の複合パシュートも皆様の公共放送NHKですら、ちょっぴり取り上げた程度。お約束であるマイナースポーツの悲哀を味わう。

巨匠アキ・カウリスマキ監督の傑作『過去のない男』の中の名言「人生は前にしか進まない」のだ。日本の誰かがメダルを取れば、いずれ、見たい放題になる。
それが、そんなことが自分の生きている間にあればいいが...

クロカン仲間の集いで、お知り合いになることができた日本スキー界の大先輩、故・麻生武治氏(第二回冬季五輪サンモリッツ大会(1928年)複合に出場)は、存命中にアルベールビル冬季五輪で日本チームが金メダルを取ったのを見ることが出来た。氏が亡くなられた時、その時の金メダルはうれしかっただろうなと思った時のことを思い出す。念じ続ければ、夢は叶うのである。

その日を信じて。

よって、インターネットで懸命に情報摂取!
いつものように EUROSPORT.COMFIS(国際スキー連盟) を徘徊?する。
文字情報は得られるが、私は動く絵が見たいのだ。

EUROSPORT.COMのビデオ・サービスは、ヨーロッパ圏内のサーバーからのアクセスでないとはねられてしまう。
ヨーロッパにあるサーバーでセキュリティ機能の甘いサーバーのプロキシ機能を利用すれば見られるのだが、それはちょっとモラルにかけるし…
かつて仕事で管理していたサーバーが、プロキシ侵入の温床になった時の悪夢を思い出す。

今はネットで満足するまでに至らないが、一応の情報は得られる。
かつては、新聞だけが情報源で、日刊スポーツや朝日新聞が主な情報源だった。
オリンピックや世界選手権は別として、ワールドカップなどの大会では、毎日紙面は朝日紙面も情報が少なく、読売紙面に至っては、クロカンの情報があるほうが珍しかった。
逆に、スキー大会などで地方に出掛けると、地方紙のほうがクロカンの記事が大きく扱われ、羨ましく感じたものだ。

【トリノ五輪メモ】
2月12日(日)
クロスカントリー男子 2x7.5km Mass-start Pursuit
1位 エウゲニ・デメンティエフ(ロシア)
2位 フロデ・エスティル(ノルウェー)
3位 ピエトロ・ピッレル・コットレル(イタリア) イタリアよかったね!
21位 サミ・ヤウホヤルヴィ(フィンランド)
42位 蛯沢 克仁(日本)

【今日の視点】
7位に入賞したミハイル・ヴォトヴィノフ(オーストリア)は、1967年11月17日生まれ。名前から察しがつくように、かつてのソビエトの選手だった。
1992年のアルベール・ビル冬季五輪から出場し、長野五輪は出場していないが4度目の五輪。個人では未だメダルに手は届いていないが、コンスタントにいいポジションにいる。まだまだやれるぞ、ミハイル!