行ってまいりました!
スペシャルオリンピックス日本 冬季ナショナルゲーム福島
郡山に着いた時は雪もなく、とてもいいお天気でしたが、
そこから磐越自動車道に乗って会津方面へ向かうと・・・

トンネルを過ぎるごとに、いきなり風景が変わっていきます。
昨日はレセプションと開会式に参加しました。
レセプション会場は、この辺りでスキー宿泊と言えばお馴染みの
リステル猪苗代。
一度泊まってみたいなあとは思っていましたが、地元にいてスキーやスケートは
しないとくれば、泊まる機会は皆無でした。
リステルの上層階から見下ろすスキー場。

雪が積もっている木々が、なんだか別世界ですよね。
私はスキーはしませんが
(どうでもいいですが、一応ボーゲンは出来ます。
ただ、極度の寒がり&高いところがニガテなので、
自分の人生においてスキーの必要性を全く感じないのであります)
私の世界はこっちー!

↑子どものそり遊び場。
福島辺りでは一家に一台(?)橇があります。
幼少時、勿論うちにも赤い橇があり、休みの日には近所の友だちと
坂のある場所へよく繰り出したもんでした。
今回ご一緒している参加者の、元ミス・ユニバース世界一の森理世さんは
静岡のご出身、
元水泳選手の柴田亜衣さんは徳島のご出身ということで、
お二方ともこの雪を見て大興奮。
森さんは、誰も踏み入っていない場所でバフっと倒れ込みたい!と
再三おっしゃっていた。
ふおお、そ、そんな綺麗なオカンバセで、そのようなこと・・・
↑
今回は少し長い時間みなさんと一緒にいたのだが
森さんってものすごく面白い人でした。
ふつーにしている発言がすごくおかしいので、ゲラゲラ笑いっぱなし。
柴田さんは、おっとりホンワカした雰囲気。
待ち時間や移動も長かったのですが、全く飽きませんでした。
開会式会場では、たくさんのボランティアの皆さんと
かわいい雪だるまとカマクラくんたちがお出迎え。
式では、福島出身の西田敏行さんの生歌を聴いたり、
女優の名取裕子さんの詩の朗読を聴いたり。
(この詩は参加アスリートの子が作った詩で、素晴らしいのですが)
西田さんの歌は良かったなあ。
昨年末の紅白で歌った歌と、代名詞にもなっている『もしもピアノが弾けたなら』
2曲歌われたんだけど、
『もしも・・・』は、福島県では合唱で有名な元安積女子高校(現安積黎明高校)の
合唱部とコラボ。
歌のパワーはすごい。聴いてるだけで泣きそうになった。
3・11の前にもともと開催が決まっていたこの大会ですが、
ご周知のとおり原発の問題などで、開催を疑問視する声も多く出たそう。
SO(スペシャルオリンピックスの略)現理事長で、「鉄のオンナ日本版」と
称しても過言ではない有森裕子さん始め、関係者と地元関係者が奔走し、
悩んで悩んで開催に漕ぎつけた大会です。
レセプションでご挨拶なさる有森さんは、感極まって何度も声がつまり、
聴く老若男女ほぼ全員がもらい泣きしました。
レセプションの食事では、福島の美味しいモノがいただけたのですが・・・

このお重の右下の天ぷらにご注目ください。
お品は「鰊、タラの芽、まんじゅう」。
まんじゅう?
そう、ここ会津地方ではおまんじゅうの天ぷらが名物なのです。
右下のお皿、一瞬しいたけに見えるヤツがそれ。
あまじょっぱくて美味しいんだよ。
列席者にもご好評でした。
それから、会津伝統の「こづゆ」。

おめでたいときにいただくお吸い物です。
あとはこれが旨かった!

会津のソースカツ丼!!
初めていただいたけど、
甘辛いソースが絶妙にご飯にピッタリ。おいし~い!
ペロッと行っちゃいます
他、写真はないですが、香の物では例の「イカ人参」も。
↑お正月に我が家のおせちに出てくるところでご紹介した品です。
スポンサーのコカ・コーラ、
缶にはなんと「スペシャルオリンピックス福島大会」の文字入り!

これ、実は非常にレアだそう。
コカ・コーラの商品でアクエリアスには比較的こういうメッセージ的な文字が
入ることがありますが、
本家(?)コカ・コーラ缶にこういう文字プリントは、
今までほとんど例がないとのこと。
限定1500本って言ってたかな?
さて、冬季ゲームなので、
競技はスキーやスケートなどが中心。

山は雪が降ったり止んだりのお天気が続きます。
今朝がた起きた時の、ホテルからの眺め。

向こう側、白く霞んでいるあたりには、晴れていれば猪苗代湖が見えるはずなのですが
朝方のお天気はイマヒトツ。
それでも今年、この辺りは降雪量はあまり多くないとのこと。
今日はフィギュアスケートの観戦・応援と
スキー場で行われた「スノーシューイング体験プログラム」に参加してきました。
フィギュアスケートは、アスリートが着ている衣裳がキレイで
いつもとても楽しみにしている競技。
だいたいはアスリートのお母様が手作りなさるんだそう。
女の子はキラキラしたスパンコールにフリフリのピンクとか、
男の子には、ルパン三世のような衣裳を着けたアスリートが、喝采を浴びてました。
(彼の曲が『ルパン三世』だった)
私の隣に座った女性は、カメラを片手に、選手席をのぞき込んではそわそわしている。
「どなたか出場なさるんですか?」と声をかけたところ、
「娘です」と帰ってきた答えの、なんと誇らしげなこと!!
スノーシューイングは、カンジキをスポーツ用にした感じで、
スノーシューを履くと、ずぶずぶ沈みこまずに雪の上を走ったり歩いたりできます。
地元猪苗代から参加したゆうくんのバディになって、
ボランティアの大学生や有森さんと一緒に、雪にまみれて
パン食い競争やみかん拾いリレーなどをしてきました。
(もちろん雪の上です)
耳がちぎれるかと思うくらい寒かったけど、いやー、めっちゃ楽しかった!!
たまには雪もいいなあ←単純
さて、大会は明日まで続きますが、
私は明日兵庫でクリニックなので、ひと足お先に帰ってまいりました。
本当にたくさんの地元福島のボランティアさんが、
ニコニコと働いてくれていた。
寒かっただろうになあ。
その中に小学校時代の同級生がいたりして。
また「●●さん(私の本名)、私、バスケットやってました」と声をかけてくれる
方のなんと多いこと!!
うちの競技は本当に、登録競技者数だけではなく、潜在競技者数もものすごく
多いんだと改めて驚きました。
帰りの車の運転手さんは、定年した私の父がまだ職に就いていた頃、
お付き合いのあった会社付きの運転手さんだったそうで、
「お父様には何度もご飯をごちそうになりました」。
その瞬間「東京から来た福島出身の元競技者」ではなく
「福島の知人の娘さん」という身内感になったのが面白かった。
がんばれ、アスリート!
万歳、うつくしま、ふくしま!!!