鹿児島のお友達、アツシくんママから、アツシくんがRSウイルスに感染して入院しているとのメールがきました。
RSウイルスとは乳幼児気道感染症のウイルスです。RSウイルスのRはRespiratory(呼吸)の略で呼吸器系に感染するウイルスです。
感染力は非常に強く、2歳頃までにほぼ100%の子どもがかかります。一度かかっても免疫が十分にできないので何度もかかりますが、くり返し感染しながら徐々に免疫ができ、症状は軽くなります。
感染した人の咳やくしゃみで感染し、鼻や咽頭の粘膜で増殖します。また、接触感染も多く、鼻汁や痰に含まれるウイルスから感染する可能性があり、それが眼瞼や鼻咽頭の粘膜と接触することでうつるそうです。
RSウイルス感染症では、かぜ症状があり、多くの場合1~2週間で治ります。 生後2歳までにほとんどの乳幼児がかかりますが、初めてかかった乳幼児の場合は鼻水から始まり、その後38~39度の発熱と咳が続きます。その中の25~40%の乳幼児が細気管支炎や気管支炎、肺炎をおこします。
詳しくはココ→ココから引用しました
未熟児や重症心疾患をもっている子どもは非常に重症化しやすく命に関わるため、RSウイルス治療薬シナジスという注射薬で予防治療が保険で認められています。
ちなみにシナジスは現在小児科外来で使われている薬の中でも最も高価な薬でたいようの場合は毎月1回、一注射で16万円かかっているそうです。(公費に助けられてます。)
何もゆかりのなく友達もひとりもいなかった九州でアツシくんは九州での一番最初のお友達。
九州滞在中借りていた家も偶然一緒のマンスリーマンションで、NICUや手術日も近くパパママとお互い励ましあっていました。アツシくんパパママはとっても優しく、温かい目でアツシくんを見守っていたのを今でも思い出します。
検査結果次第で明日には退院できるかもということで、まずはほっとしています。早く元気いっぱいのアツシくんに戻ってパパママを安心させてあげてね!