6月から

昨日、ベランダの前の木にコゲラが来ていました。
木を叩く音でひよこ豆が気づいたそうです。

さて、今年6月7月は私には大きな出来事がありました。
5月末に胸にしこりを発見。
6月に乳癌とわかって、７月には手術。
病理の結果で、抗がん剤は使わずにホルモン療法、放射線療法をがこれからの治療です。

もともとのんびりした性格なので、落ち込むこともなく不眠にもならず普通に過ごしていましたが、やっぱりいろんなことを考え、感じ、本気で自分自身を見直すよい機会を得ることができました。
ほんと、何にも詳細がわかってない時にはいつまで自分の命があるのだろうとか、その時私は何を周りの人に頼んでおかなければ、言っておかなければいけないだろうかと真剣に考えたりしたものです。
妙に鮮やかに木々の緑が見えたりして、変な感じでした。
でも、とにかく一安心のところに行き着き、ほっとしているところです。

この2ヶ月ほどで、周りの人達のありがたさが身にしみました。
今、こうしていることだけでも感謝することなんだと実感しました。
自分は病気になってもとてもラッキーだったことを忘れてはいけないと思いました。
今まで感じてた不満なんてたいした事ないんだと知りました。
とにかく私という存在は周りに支えられていること、全て感謝しなくちゃいけないことなんだと思い知りました。
ありがとうの宗教じゃないけど、やっぱり全てに感謝の気持ちでいっぱいです。

「私、これから生まれ変わるんだ」
ってひよこ豆に言ったら
「それはそれでちょっとコワイかも」
というコメントをいただきましたが、今の気持ちは忘れずにいなければと胆に命じている私です。

あ、それから病気になると治療費がかかります。
これってけっこう大変なこと。
免疫を高めて病気にならないようにするのが、やっぱり大切なんですね。