古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会11月例会 平川礁舎選 2022-11-18

2022-12-04 15:59:40 | 鶴亀句会

鶴亀句会11月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  11 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  小春

代 表   佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

 

七五三晴れ着の下はスニーカー      純 子
鍋つつき締めは雑炊酒も締め        〃

小春日の今日はここまで庭仕事      小夜子
病む母に林檎摺りゐし父の背(せな)    〃

花ジンジャー白際やかに咲き匂う     宣 子
小春日や友のかごとの長電話        〃

逃げてゆく落葉を風の追ひ掛くる     優 子
小春日の猫とだらだら過ごしけり      〃

行く秋や小さな焚き火栗を焼く      一 九
マフラーの色いろいろや女高生       〃

ゆうゆうと阿蘇の煙よ小六月       良 一
霜月や雲に紛れて宇土半島         〃

師の遺徳日に新たなり菊日和       安月子
疲れゐる姿のままにうらがるる       〃

新米に幽かに残るうすみどり       洋 子
一羽翔ち一斉に翔ち稲雀          〃

大窓を開けて小春日和かな         興

鉢植えを玄関に寄す冬支度        和 作
焼き香りさそわれて買ふ痩さんま      〃

城内の且つ散る桜もみぢかな       礁 舎
境内を抜けて近道神の留守         〃