ヤサシイヒカリ

藤木直人ファン歴17年目になります。藤木君話、おやこ劇場話、男闘呼組話、思う事、呟いてみたいと思います。

魔都夜曲感想

2017年08月01日 18時07分58秒 | 直人舞台
今日から8月です!
7月29日の魔都夜曲東京千秋楽から、わずか3日目なんですが…月が変わるとちょっぴり遠い日の事になってしまうような気持ちにも感じます。
やはり、ロスモードになっているみたいですね(苦笑)できればもう一度観てみたいです。
今回はお財布的にもスケジュール的にも参戦は無理なので、再演があればぜひ、その時には2~3回くらいは(それ以上はたぶん無理でしょうね…)観に行きたいです!!
公式ツイさんからのお知らせ、ありましたね。公式サイトで東京千秋楽の様子がブログにアップされていました。
こちら
お写真を見ていると、やっぱり鮮明に思い出しますね!パンフレットの社長さんのお言葉通り、80年前のこの世界にしっかりタイムスリップさせて頂きましたよ!


まだ公演があるので、できるだけネタバレなしで感想を書きたいと思います。
大阪大千秋楽の後だと、記憶が薄れたり気力が低下する恐れがあるので(笑)、今のうちに~。
歴史は得意のカテゴリーなんですが、幕末や近代史は少し弱いほうでして…それだけに却って今回の舞台は興味がわいたと言うか良い勉強になるんじゃないかと思っていたんですが、見事に当たりでした。

主人公の清隆さん、まるで藤木直人君のために作り出されたようなキャラクターだと思いました。稽古の時から話題になっていたあの無邪気なシーン、予想より早く見られましたが、これが映像だったら何回でもリピートしたくなるくらいでした。
佇まいも言葉の数々も身のこなしも、ご本人のリアルな年齢を全く感じさせず(笑)。完全に清隆さんでした。
紅花をはじめ人々が清隆さんに魅かれ、手助けしたくなる気持ちが良く分かります。
一幕の終わりごろからのサスペンスな展開や最後のどんでん返しに継ぐどんでん返しでも、きっと結末は大丈夫だと信じられたのは清隆さんの無垢で真っ直ぐな心意気のおかげだと思います。
なにしろ、李香蘭や川島芳子、甘粕正彦という、歴史上の人物が全て良い方向で関わってくるほどですからね~。おっと、ここはネタバレになりそうかな?。
特に甘粕元大尉さんは、かの大杉事件で相当のブラックなイメージが先だっている人物ですからね。真相はかなり複雑なようですが…。
川島芳子はご本人そのものではないかと思うほどでした。まさに男装の麗人でしたね。

日中戦争まっただ中、太平洋戦争の足音も遠くないこの時代は、私にとっては歴史と言うよりも、昭和一桁生まれの実家の父親から毎日のように当時の事を聞かされた時代です。ちなみに実家の母は日中戦争勃発の年生まれ。
末っ子なので親の年齢が高いのですが(笑)。なので今では差別用語に分けられている「支那」と言う言葉ですが、父にとっては差別でもなんでもなく普通に使っていたと思われる言い方です。
もう22年も前に亡くなりましたが、もしも、この舞台を見ていたらどう思ったのかな?と、ふっと頭をよぎった瞬間もありました。
歌は大好きな人だったので、劇中に流れる曲の数々はきっとリンクするものがあったと思います。

…、横道に逸れました(汗)
劇中の底辺にある、戦争への批判はまさに今の時代に一番訴えていかなければならない事のように思えました。
一歩間違えれば、国内も他国でもこの当時と同じ道を歩みかねない世の中なのではないかと思うので…深読みしすぎかもしれませんが。
劇中で清隆さんが目指した和平工作がもし成功していたら…その後はどんな上海であり日本だったのでしょうか?身分や貧富の差はずっと続いていたかもしれませんが、あれほどの悲惨な戦争被害は起きなったのでしょうか?少なくとも村田中尉のように、あのような形で一生を終える人たちはもっと少なかったでしょうね。

そんな時代だけに、ル・パシフィークのような場所はまさに心のよりどころなのでしょう。ここでのシーンは本当にほっとできましたから。
クライマックスはかなりハラハラでしたけど(笑)
蘇州夜曲は、ごちそうさんで希子ちゃんがラジオで歌ってましたね。悠太郎さんが軍の命令で満州に行かなければならない前日で…。
旅愁も懐かしい1曲でした。思わず口が動きそうになってしまいましたけど(笑)
時々、藤木君ライブがリンクしてしまうくらいのノリがあって、時代を考えると重くなりそうな気持ちを救い上げてくれましたね。
どしっと重厚だった尺には…とはがらっと違う雰囲気で何だか得した気持ちになりました。
また、新田さんとサミーさんのやりとりとか時代背景の説明もあって、魔都の世界に入りやすかったのも良かったです。
おやこ劇場の例会で観てみたいなんて妄想が浮かんだのも、このあたりの影響かな?
小野木さんのクルクル~からの清隆さんとの絡みも、生の舞台ならではの醍醐味でしたね。

東京公演の千秋楽と言う事でたっぷりあったカーテンコール、最後の最後まで笑わせて頂きました!ここでもライブがリンクして、9月への期待がアップしましたね。
手のひらはかなりジンジンとしていましたけど、尺には…の時には蜷川さんへの切ない気持ちもありましたが、今回は思いきり弾けたカーテンコールでした。財布や家族のスケジュール等の面では、厳しい面も無くはなかった東京参戦でしたが、ここでこの日で本当に良かったです!!

これからは、皆さんのツイなどを見ながらパンフレットをしっかり読んでたっぷり余韻に浸りたいと思います。
お土産のボトルを使ってジャスミン茶もさっそく昨日頂きました。
本当は苦手な飲み物のカテゴリーに入るお茶なんですが、魔都の魅力に取りつかれたせいか(笑)美味しかったです。
ボトルは4個あるので、他にもコーヒーとか紅茶でも使えそうで、楽しみが増えました。

今回の観劇日帰りツアーは写真が少ないのですが、これはしっかり撮りました。@Bunkamuraエントランス






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