睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 2:奥の院に続く長い石段

2018-11-27 12:00:01 | 東京散歩・神社仏閣・小さな旅




この山で修行する僧侶は足腰が鍛えられ不屈の精神が養われ、
道元禅の心髄である只管打坐と共に修行の一助になりそうだ。

この石段の前に立つまでに長短
いくつもの石段を登った。
山を切り拓くとはそういうことだと分かっていても、
あまりに多くてとうとう左膝がクーデターを起こした。

ぼくのイカれた足は左と右を交互に出せなくなり、
手すりを頼りに一段づつ立ち止まりながら登ることした。
それでもなんとか最後の長い石段の前にたどり着いた。

石段を見上げたとたん意気消沈、ぼくには100年早い。
ムリして登れば天国への近道、ヘタすりゃ13階段踏み外す、
どちらもまだ早いからここは満を持して白旗\(^o^)/バンザーイ

この石段を必死に登り終えてもまだ上に続く石段がある。
老若男女ご参拝はウソだろ、おい。
さすがに奥の院、ちっとやそっとじゃ行かせてくれないね。





コイン表の指示に従い重いカメラバッグを担いできた。

途中で膝が壊れたのはこれのせいかもしれぬ。
M6を入れた斜め掛けなら身軽にひょいひょい歩けたさ、
天にツバはくようなことを云ってみる。

これで最乗寺を訪れた2つの案件は終わったし、
あとは紅葉と池の金魚を愛でながらゆるりと戻ろう。

奥の院をあとにして今度は下りの石段をおりる。
スナップゼロのイカれた左膝に悪態をつきながら
足元を見ながら時間をかけて降りた。楽勝('Д')

ずらり並んでいる鉄ゲタを眺めながら御真殿に近づくと
いかにも禅宗的なドンドンドンの音が聞こえて来た。
これは読経を知らせる太鼓の音、急いでお堂に向かう。
参拝客はすでに本堂の外陣にかしこまり正座している。



ここに「コインの表」に通じるお宝があったのだけど

たぶんぼくだけのお宝なのであまり期待しないように...
つづく。


    



天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 1: レリーフ調の御朱印帳
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 2:奥の院に続く長い石段
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 3:人それぞれの宝物
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 4:紅葉と池の金魚
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) LAST5:寺社と仏像と自然





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