睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 3:人それぞれの宝物

2018-11-28 10:35:10 | 東京散歩・神社仏閣・小さな旅

画像は水鉢の中に生きる紅葉

参拝客はすでに本堂の外陣にかしこまって正座している。
ぼくもと思ったが半跏趺坐はできても正座ができない。
残念だけど外の境内で読誦が始まるのを待った。

緋色大衣、刺繍七条袈裟、燕尾帽子を被著された高僧が
須弥壇の前に座り、経本を手に持ち読経が始まった。

お経を聞きながらカメラバックから300mmを取り出し
6DⅡにつけ換えた。法衣の後ろ姿を片手で拝みながら、

ワンチャンス、ワンシャッターの祈りを込めて押した!

神様・仏様、ぼくの不敬をお赦しください。
賽銭箱にいつもより多くの喜捨をした。

ぼくのお宝画像



曹洞禅と密教(東密/台蜜)のお経に馴染んでいるせいか、
身体にす~っと入るリズムがここちよい。
なぜか不思議とお経はアタマじゃなくて身体に入る。
BGMに声明を聞きながら掃除機かけてるからね。

どこかに出かける
ちいさな旅をする

何かひとつでも心に残るモノを見つけると嬉しい、
それは記憶に頼らない形あるモノで。

アタマの中の脳内写真はいずれ褪せて消えてゆく。
いくら記憶力と頭がいい人でもボケる心配がある。

母は臨終の間際まで父の写真を手にしていた。
そんな母を見て映像や写真に残すことの大切さを知った。
家族写真でないところが母らしくて...( ;∀;)

ぼくがカメラを持った直接の動機は、
儚く生きるメダカの絶頂期の美しさを、
生きている証をアルバムに残したいと思った。

馬は絵に残し、
文字は書に著し、
感動は写真に映す、
どれもみな同じことだけど
人それぞれの宝物。


天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 1: レリーフ調の御朱印帳
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 2:奥の院に続く長い石段
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 3:人それぞれの宝物
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) 4:紅葉と池の金魚
天狗伝説の大雄山最乗寺(道了尊) LAST5:寺社と仏像と自然









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