黙示録

ヨハネ黙示録の預言





聖書は旧約と新約に大別され、内容としては歴史、教訓、預言に分類できる。これからどうなるか、という先のことの見通しは「予言」であり、神のお告げを知らせる内容のものが「預言」である。

つまり、日本語では同じ発音であっても内容は全く異質なものである。「予言」は見通しが誤っていれば、外れることもある。しかし、「預言」は神のお告げであるから外れることはない。むしろ人間がどう努力しようと、初めからきまっていることは変えられないのである。

仏教は善行を積む努力により来世に幸せが訪れると言う教義であるが、キリスト教やユダヤ教の教えは人間の努力により、未来や来世が変わることはないのである。人間の力では神の定めを変えられないのだ。

旧約聖書にはイザヤ書からマラキア書まで、19編の預言書があり、新約聖書の内容は認めないが、たった一つだけ「ヨハネ黙示録」は認めている。旧約聖書の「創世の書」が万物の始まりとすれば、新約聖書の「ヨハネ黙示録」は万物の終わりを告げる書といえるだろう。

「天の星は、いちぢくの木が風にゆらいで青い実を落とすように地に落ちた。天は巻物を巻くように見えなくなり、すべての山と島はその場所を変えた」(黙示録第6章)

この預言の通り、「山と島はその場所を変えた」ということは、地球のバランスが崩れ南極や北極の位置が変わる「極ジャンプ」が起こることの予言だろうか、

今日の新聞にもビルマのミャンマーでは、サイクロンが猛威を振るい5000人とかの死者を出したことが載っていた。このような現象から、ヨハネ黙示録にある預言のように、神は人類に大鉄槌を与えるのかも分からない。

人類はもっと地球を大切にして守らねば、天は巻物を巻くように見えなくなり、ヨハネ黙示録にあるように、

「それから私は、新しい天と新しい地を見た。前の天と、前の地は過ぎ去り、海ももうない」 という地球になるかも知れない。