亮のブログ

もと電電公社退職退職の老人です。スポーツ、社会問題など気のむいた記事を自由に載せます。

自立支援施設

2008-08-28 13:53:24 | Weblog
自立支援施設
 





今日テレビで見ていたら、福島県に仮釈放者の自立を支援する目的で、福島自立厚生促進センターという設備が出来たようである。この設備は一部屋が5畳の広さで、外出の場合は携帯電話も与えるという。

 誰がこの設備の恩典に預かるのか、もう一度考えてみよう。この設備を利用できるの
は仮釈放者である。つまり、犯罪者なのだ。このような待遇を与えては駄目だと猛反発しているのが地元の住民であるという。

 日本人は何故このように不当な対応をするのだろう。古くは明治時代に遡るが、日露戦争で捕虜になったロシア第二太平洋艦隊の司令長官であったロジエスト・ウエンスキー中将が列車で運ばれる時に、「ビフテキが食いたい」と言ったそうで、監視していた日本軍の将兵はビフテキ探しに苦労したらしい。

 また、一説では多数のロシア艦隊の将兵を、日本の遊郭へ案内して遊女を抱かせたとの話もある。とにかく、日本人はお人好しというのか度の過ぎたサービスをする風習がある。
福島の地元では「犯人にこのような待遇を与えては、刑期が満了しても出て行きたくなくなるし、一般住民にしても苦労して少ない生活保護費で生きて行くのが馬鹿らしくなる」と嘆いている。

 犯罪者にも止むを得ない事情があって刑務所に入った人もいるだろうが、ともかく度の過ぎた厚遇は無用である。外国では刑務所生活が辛いので入りたくない雰囲気があるが、日本では軽い犯罪を犯して刑務所入りを願う人もいるらしい。

 いずれにしても、度の過ぎた対応は改めるべきである。

太田農相の問題

2008-08-27 13:27:22 | Weblog
太田農相の問題
 


 今日のニュースで問題になったのは、太田農相の事務所費問題である。この農相というポストは、安部晋三内閣の時代から問題の多いポストであった。

 皆さんの記憶にも鮮明に残っていると思いますが、「なんとか還元水・・・」で苦境に追い込まれた松岡利勝大臣、その後の赤城憲彦大臣、遠藤武彦大臣など、いずれも架空の事務所費の問題で失職している。

 今回の太田誠一農相も同様の責任を問われており、これに対し福田康夫首相は「太田農相は一政治家としてきちんと説明すべきだ。それに尽きる」と、他人事のように述べており、そのような不的確者を任命した自分の責任を回避している。

 大体この問題は、ありもしない架空の事務所で多額の金を使ったという嘘の内容である。大田農相の近所の方がテレビで話していたが、問題の家は普通の家庭で、事務所に使用されていた形跡はないと断言している。

 しかし、事の本質的な追求事項は、架空の事務所を名目にして金を作ったことであり、金の使途が問題ではない。特に政治家として国民の信望を得る人生を送るためには、虚偽の名目で金を作ることが不当行為なのだ。

 こんなあり方を許容していては、何時まで経っても同種の問題が発生するだろう。正に百年清河に等しい現状である。使い道に不正はなくとも、こうした嘘で金を作ること自体を罪として処断すべきであろう。

星野は負けて当然

2008-08-25 10:21:08 | Weblog
星野は負けて当然


昨日の中部日本新聞に次のような星野監督の談話が載っていた。「北京に来るときは、《日本の野球を見せよう》という思いがあったが、『その思いが出来ない野球のむつかしさに初めて巡り合いました』と顔をひきつらせた」と載っていた。こんな安易な考えで五輪に臨むから決勝戦で一勝も出来なかったのである。




女子ソフトボールの上野投手の闘魂と比較するも愚かで、世界の野球を監督として認識していなかったと言える。この甘い考えが選手の選考にも最善のメンバーを選ぶことが出来なかった。

 本来ならジージー佐藤などより、巨人の主砲小笠原とか中日の井端や和田などを代表選手に入れておくべきであった。また、見るに耐えないジージー佐藤の幾度かの落球によるエラーがあっても他の選手に替えることが出来なかったのは監督としての資格の無いことを物語っている。

 星野は中日の監督時代に選手が拙いプレーをすると、ベンチ内の椅子やロッカーなどを蹴飛ばしていたが、マスコミはその行為を善意に解釈し、「星野監督は闘志がある」などとおだてていたものである。はっきり言って、こうした行為は単なるカンシャクに過ぎない。




従って、川上や岩瀬の調子が悪くなっても替えない無策など、結論的に言えば、選手を見る目がない。臨機応変の対策が出来ない。野球を甘く見すぎている監督であると言える。全日本はこのような無能な監督に率いられていたのである。勝てるはずがなかったのだ。
中日の和田や巨人の小笠原などは、大リーガーのイチローと共に世界的なゲームを体験している。従って、この両名ならもっとノビノビとした闘志あふれるプレーが出来たはずである。
結論として全日本は星野という無能の指揮官に振り回され、負けるべくして負けたと言えよう。

また会う日まで

2008-08-24 14:39:31 | Weblog
また会う日まで





私はこの尾崎紀世彦の歌が好きである。それは別れようとする女を愛しみながらも、その関係を何時までも引きづっては、互いのためにならないと決意して、一見無情に突き放すような行為に出ることを物語っている。ここに深い愛情があり男の悲恋が感じられるからである




1, また会う日まで 会える時まで
 別れのその訳は 話したくない
 それは淋しいだけ それは空しいだけ
 互いに傷つき すべてをなくすから
 二人でドアを閉めて 二人で名前消して
 その時心は何かを 話すだろう
 

2, また会う日まで 会える時まで
 貴女は何処にいて 何をしてるの
 それは知りたくない それは聞きたくない
 互いに気遣い 昨日に戻るから
 二人でドアを閉めて 二人で名前消して
 その時心は何かを 話すだろう

 


負けた全日本野球

2008-08-23 16:56:41 | Weblog
負けた全日本野球
  


メダルを賭けてのアメリカチームとの野球は負けるべくして負けた。先ず、試合の具体的敗因について監察して見よう。最たる敗因は、ジェージェー佐藤という選手をレフトに起用したベンチのミスである。

 昨日の韓国戦でも、佐藤は普通なら取れるはずのフライを2度ばかり一旦クローブに当てながら落球していた。そんなミスの多い不安定な野手を用いた星野の馬鹿さ加減に呆れかえる。

 こんな事なら高校野球で優勝した大阪桐蔭の選手でも全日本に入れておくべきであった。得に驚いたのは今日の安易なフライを落としたことである。平凡なフライを佐藤と中島が捕球に行き、中島がこれを佐藤に任して身を引いた。

 佐藤はこのフライを取るため、飛球の落下点に止まって構えた。そして中学生でも楽に取れるフライを落としたのである。これはミスなんて言えるものではない。佐藤の変わりに大阪桐蔭の選手を全日本に入れて置くべきだと言いたくなる。





この下手以上に下手な佐藤を、全日本の選手に加えた星野の眼力の無さが日本を敗戦に導いたのである。可哀相に先発投手の和田は、お蔭で打たれなくてもいいホームランを浴びて戦意を喪失し同点に追いつかれた。その後は気力を振り絞って頑張ったが、この痛手はあまりにもダメージが大きかった。


  

川上投手の交代が遅れたのもベンチの不手際である。星野も大野もゲームの流れが相手チームに傾きかけたのに、川上に固執して取り返しのつかぬ敗因を招いた。流れが相手に傾くと思ったら、すぐ投手を変え、その流れを止めなければ勝利は望むべくもない。




韓国戦に負けた敗因も、このベンチの先見の明の無さであった。これに比べて、金メダルを取った女子のソフトボールは立派である。投手の上野選手は、必勝の闘魂でアメリカチームを押さえ込んだ。星野の様に、金メダルを取って帰国したいという甘い考えでなく、燃えるような闘志にあふれていた。




上野投手は投げ過ぎがたたって、指の肉の一部がちぎれる負傷があったが、最後まで負傷のそぶりも見せず投げぬいたのである。この闘魂と星野のような無気力な戦い方とは比較するも愚かである。女子ソフトボールの健闘には全く頭が下がる。

北京五輪雑感の5

2008-08-21 16:10:49 | Weblog
北京五輪雑感の5
 






昨日の五輪での野球には、あきれ返った。6回の守りだったとおもうが、楽天の田中投手が投げていたときである。田中は確実に三人の打者を打ち取ったが、審判も選手達もスリーアウトでチェンジになることを忘れていた。

 この奇想天外な出来事に、ラジオ放送のアナウンサーは気づいており、「もう投げなくてもいいのに・・・」と言っていたという。腹が立つのは星野監督をはじめコーチ達も、この事実に気がつかなかったことである。





 監督やコーチそれに日本チームのベンチにいる選手まで、何も騒がないのである。もし、田中投手の一球目をアメリカチームの打者がホームランして、審判がそれを認めホームインを宣言していたらどうなるのか、後から「あれは間違いでした」では収まらないだろう。

 アメリカの監督は自軍の選手がデットボールを受けても、執拗に審判に食ってかかる。これだけ細心の注意と熱意を持っているのである。
もしホームランを認められれば、後からの取り消しは簡単には容認しないだろう。

 それに比較して星野監督などの役員は何と熱意のないことだろう。ゲームを真剣に見ていない証拠である。結局、自分達の役目を放棄して楽しんでいただけである。これは許されるべきことではない。

 また、延長戦となりタイブレーク方式という、ノーアウトでランナーが一塁と二塁に居る方式になっても、新井、稲葉、中島の連打による加点や、満塁での四球による加点で二点を返したものの、4対2で日本の負けとなった。

 タイブレーク方式になれば、せいぜい2点取るのが限界である。であれば、そのような戦法を立てるべきであったが、当たりの止まっている里崎や佐藤をそのまま打たせ、最後は阿部をピンチヒッターとして一塁フライとなり、万事休した。




 
 同じことなら別の強打者を何故出さなかったのか、例えば、阪神の矢野、ヤクルトの宮本、ソフトバンクの川崎などもベンチに居たはずである。投手にしても岩瀬をいつまでも変えないで4点取られたのは痛かった。

 それにしても、全日本のメンバーも手薄である。イチロー、松井、城島などの優秀な選手は大リーグへ行っていて、全日本には加入していない。ここが星野の泣き所だったかも知れない。

 最後に、アメリカとのこの一戦は、星野が作戦的にわざと負けたのかも知れないと勘ぐりたくなる。勝てば強敵のキューバとの対戦となるが、負けたから次は韓国との試合となる。キューバに比べ韓国の方が勝つ可能性が高い。これは私の勘ぐりかも知れぬが。

北京五輪雑感の4

2008-08-20 14:36:01 | Weblog
北京五輪雑感の4



土佐礼子の場合について一言述べてみたい。端的に言って土佐礼子の出場は誠に気の毒であった。外反母趾という致命的な障害を抱えながら、早くから野口みずき選手が五輪出場を辞退したため、土佐礼子が更に出場を辞退すれば、日本からの出場者は新人の中村友梨香一人となってしまう。

 ここに土佐の苦悩があった。日本国民の期待を一身に受けて、この土壇場で棄権することは彼女にとって国民の期待を裏切る行為となるので出来なかったのである。夫と相談した彼女は痛み止めの注射を打って出場した。

 優勝などは出来ないことは分かっていたが、せめて上位の順番でゴールすることに希望を抱いたに相違ない。しかし、現実はそう甘くなかった。彼女はゴールまで走り切ることが出来ず途中でリタイアし夫の腕の中で動くことも出来ず、救急車で搬送されたのである。



 ここで私が指摘したいのは陸連の無責任さである。何故、陸連は野口と土佐の補充として選手を出場させなかったのか? 日本には多くの優秀な選手がいたはずである。例えば、高橋尚子、原裕美子、渋井陽子などは体調さえ普通であれば世界の第一線にランクされる力量のある選手達である。 オリンピックが単なる「出場さえすれば良い」というものではなく、少なくとも国威発揚の場と認識するのであれば、こうした有望選手達の中から補充すべきであった。




 それともう一点、陸連は代表選手を決めた後も、その選手達の健康状態などを把握して、必要に応じ適切な措置を取るべきであろう。大勢の役員を現地へ派遣して、オリンピックを楽しんでいるだけの役員なら止めて貰いたい。

 以上は私の心情であるが、皆さんはどう思われますか、 

北京五輪雑感の3

2008-08-19 15:52:46 | Weblog
北京五輪雑感の3

星野ジャパンは、昨日カナダに辛勝した。日本は五回の攻撃で日本ハムから補強した稲葉のソロホームランにより、一点を先取し、この虎の子の得点を守り、文字通りカナダに辛勝した。



 この一戦には星野監督は、従来の敗戦に懲りて早めに阪神の藤川をリリーフに送り、最後の押さえを巨人の上原投手をつぎ込んで勝利を得た。

 形勢が相手チームに流れるまでに、手を打ったのは星野監督の進歩と言える。その前の韓国との一戦では、中日の岩瀬投手を信頼し過ぎて、殆ど勝っていたゲームを落とし、かつ岩瀬の信頼を損なった。

 人間はどのような人でも、調子の良い日もあれば悪い日もある。川上投手にしても別人と思われるほどの不調の日もある。岩瀬がいくら抜群のリリーフエースだと言っても、調子の悪い日もあるのだ、

 それを星野監督は読めなかった。コーチの大野にしても自身の体験からして、岩瀬の不調は分かったはずである。しかし、監督に早めに投手を変えるよう助言できなかった。

 これは星野監督への遠慮からであろうが、日本という国の威信をかけての一戦であるから、星野監督に進言すべきであった。こうした監督の類似性は中日の落合監督にもある。

 落合監督は若干23歳の吉見投手に、徹底的に続投させ、あたら稀代の優秀投手の未来に暗い影を落とした。この時もコーチの森は何の進言もしなかった。全日本の大野コーチの場合と同じケースである。




今日テレビで江本武猛紀氏が言っていたが、昨日のカナダ戦あたりなら日本の本来の技量からすれば、コールドゲームで勝ってもおかしくなかった。それが、1対0の辛勝では、平素の力が出せなかったといえる。

 そして、その原因は「何がなんでも勝たねばならぬ」という星野監督のコチコチの気質が影響している。と指摘していた。星野監督が「遊んでこい」とノンビリ選手達をゲームさせれば、楽勝であったろう。と指摘していた。ある意味で真実をうがった言葉かも知れない。

北京五輪雑感の2

2008-08-17 15:37:39 | Weblog
北京五輪雑感の2

今回の女子マラソンの出場者は土佐礼子と中村友梨香の両名で、肝心の本命である野口みずき選手は欠場となった。日本陸連の過ちは、この野口の補充に参加者を推薦しなかったことだ。




 結果的には土佐礼子は35キロ付近でリタイアし、夫に抱かれて姿を消したし、中村友梨香は若輩ながら健闘したが13位で終わってしまった。もし陸連が補充に有望な選手を推薦していたら、少しはましな成果が得られたのではないか、 補充選手としては、中村友梨香と代表を競いあった森本友選手や、土佐礼子の後輩にあたる渋井陽子など有望な選手が沢山いたはずである。



 特に渋井陽子などは、ラドクリフや野口みずきを除けば、世界の第一線に通用する有望選手である。短距離や中距離は昔から世界の強豪に歯が立たなかったが、マラソンとなると、立派に世界第一線クラスの選手を輩出してきた。今回世界選手権保持者のポーラ・ラドクリフが出場したが、疲労骨折が影響して歩いたりジョギングのような走りで姿を消してしまった。



 残る有名な選手はヌデレバとリリア・シモンであるが、シモンはもう峠を過ぎた選手だし、ヌデレバに的が絞られた。果たせるかな彼女は中国の周春秀選手と二位の銀メダルを狙って競り合ったが、僅かの差でヌデレバが銀メダルを獲得した。

 優勝はルーマニアのコンスタンティナ・トメスク選手で、彼女は20キロ付近から早くも第一集団を抜け出し、その後もぐんぐん距離を開け、30キロあたりでは一分余も集団を引き離し、その後も距離を開いて見事に優勝した。タイムは記録出来なかった。

北京五輪雑感

2008-08-16 10:59:40 | Weblog
北京五輪雑感
北京五輪雑感




 いよいよ五輪競技も佳境に入って来た。金メダル獲得者は柔道の内柴正人を第一号とし、水泳の北島康介は予想通り百メーターと二百メーターを一人で制覇した。




 更に、振るわぬ柔道界にあって、百キロ超級の石井慧が重量級で万丈の気を吐いて金を得た。女子では上野雅美、谷本歩実の両名が金に輝いた。

 惜しまれたのは塚田真希で、殆ど金を掌中にしながら、残り時間十二秒という僅かな間際に、中国選手の一本を浴びで破れ去ったことである。しかし、最後まで攻めに攻めた姿勢は賞賛に値する。

 このほか印象に強く残ったのは、バトミントンの末続聡子と前田美順のペアーであった。彼女達は呼び声の高かった「おぐしお」チームの予想外の敗退に反して、優勝候補のチームを降し波に乗った。しかし、銅メダルに手の届く中国チームとの一戦に破れ、メダルの夢は潰えたが素晴らしい健闘だった。





 もう一人カヌーのカヤック・シングルで竹下百合子が活躍した。若干二十歳の彼女は激流の中を見事にカヌーを操って十五位に食い込んだ。これはこの種目の将来に大きな希望を齎したと言える。




 今後は、女子のサッカーやソフトボールも楽しみであるが、金メダルに最短の位置にいると評価されている、女子レスリングの全種目制覇に期待したい。
吉田沙保里、伊調千春、伊調馨などの選手の活躍を切に望む。