亮のブログ

もと電電公社退職退職の老人です。スポーツ、社会問題など気のむいた記事を自由に載せます。

北京五輪雑感の5

2008-08-21 16:10:49 | Weblog
北京五輪雑感の5
 






昨日の五輪での野球には、あきれ返った。6回の守りだったとおもうが、楽天の田中投手が投げていたときである。田中は確実に三人の打者を打ち取ったが、審判も選手達もスリーアウトでチェンジになることを忘れていた。

 この奇想天外な出来事に、ラジオ放送のアナウンサーは気づいており、「もう投げなくてもいいのに・・・」と言っていたという。腹が立つのは星野監督をはじめコーチ達も、この事実に気がつかなかったことである。





 監督やコーチそれに日本チームのベンチにいる選手まで、何も騒がないのである。もし、田中投手の一球目をアメリカチームの打者がホームランして、審判がそれを認めホームインを宣言していたらどうなるのか、後から「あれは間違いでした」では収まらないだろう。

 アメリカの監督は自軍の選手がデットボールを受けても、執拗に審判に食ってかかる。これだけ細心の注意と熱意を持っているのである。
もしホームランを認められれば、後からの取り消しは簡単には容認しないだろう。

 それに比較して星野監督などの役員は何と熱意のないことだろう。ゲームを真剣に見ていない証拠である。結局、自分達の役目を放棄して楽しんでいただけである。これは許されるべきことではない。

 また、延長戦となりタイブレーク方式という、ノーアウトでランナーが一塁と二塁に居る方式になっても、新井、稲葉、中島の連打による加点や、満塁での四球による加点で二点を返したものの、4対2で日本の負けとなった。

 タイブレーク方式になれば、せいぜい2点取るのが限界である。であれば、そのような戦法を立てるべきであったが、当たりの止まっている里崎や佐藤をそのまま打たせ、最後は阿部をピンチヒッターとして一塁フライとなり、万事休した。




 
 同じことなら別の強打者を何故出さなかったのか、例えば、阪神の矢野、ヤクルトの宮本、ソフトバンクの川崎などもベンチに居たはずである。投手にしても岩瀬をいつまでも変えないで4点取られたのは痛かった。

 それにしても、全日本のメンバーも手薄である。イチロー、松井、城島などの優秀な選手は大リーグへ行っていて、全日本には加入していない。ここが星野の泣き所だったかも知れない。

 最後に、アメリカとのこの一戦は、星野が作戦的にわざと負けたのかも知れないと勘ぐりたくなる。勝てば強敵のキューバとの対戦となるが、負けたから次は韓国との試合となる。キューバに比べ韓国の方が勝つ可能性が高い。これは私の勘ぐりかも知れぬが。

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