スーのCuriosityⅡ

ブログのテーマは、好奇心。
わくわくドキドキ、好奇心いっぱいの楽しい生活をおくれますように。

NHKの大河ドラマ「平清盛」

2012-04-15 17:27:26 | つぶやく


NHKの大河ドラマ「平清盛」がなぜか面白くない。

視聴率が低迷しているとニュースにもなっていて、
天地人、龍馬伝、江と見てきたけど、
やっぱり面白くない、、、のだ。

NHKとしてもかなり力を入れているし、
「江」の終了時点で予告を見た時は、
江が女性たちの人生を描いていたがゆえに、
これは男っぽくて、骨太で躍動感のある作品かなという期待があった。

素人なりに、これまでの内容から思うことを書いてみると。

松山ケンイチという実力派俳優を使っているのに、
平清盛という人物に魅力が全く感じられない。

何で?

大河ドラマの主役になる人物は、
明らかにその後の活躍を示唆するようなエピソードが幼少期にあって、
幼少期から既に周りとの器の違いが見え隠れしていたり、
あるいは、どうしようもないみにくいアヒルの子として描かれ、
こんな子が絶対にありえないと思わせておいて、
それが成長するにつれ、大器に化けていくというような面白さがある場合がほとんど。

例えば、
天地人の時は、加藤清史郎くん演じる兼続が、
「わしはこのようなところに本当は来とうなかった」と
その後主君として仕える景勝の前で言うシーンがあったり、
それだけでも、この子、只者じゃないね・・・みたいなワクワク感があった。

龍馬伝では、幼少期から青年期の龍馬は、
身分という差別の中で、自分の力のなさに苦悩し、
それがとても繊細に描かれていて、
その後、龍馬が信念を持ち、幕末の荒波の中で成長していく姿が、
見事に描かれていた。

今回の平清盛では、出生に難しいものがあったものの、
その後の清盛自身の器の大きさが描かれていなくて、
彼の魅力が伝わってこない。

粗暴でいつも一族を悩ませる人物としか描かれておらず、
放送開始から4ヶ月目になっても、主役として心に残るシーンがない気がする。

海賊討伐も、何だかドタバタやっているうちに海賊の棟梁までも自分の配下にしているにも関わらず、
清盛の魅力で人が集まっている感じが全くしないのです。

そしてそんな主人公を育てる父親や主君たちの魅力も他の作品に比べると、
何か物足りない。

天地人の時のような阿部寛演じる上杉謙信の圧倒的な存在感とか、
江の時のような豊川悦司の演じる織田信長とか、
主人公の可能性を見抜き、それを導くような強さというか、
平家一門という形でそれが薄れてしまっているような、、、。
そもそも平家の棟梁の出番も少なすぎませんか?

うーん。
やはり元々は歴史的には、
悪評高い平清盛を主人公にしたことに無理があったのでしょうか?

上手く言えませんが、大河ドラマである以上、この先どう成長するんだろう、
どうなっていくんだろうという期待感、
主人公の清盛が人々を惹きつける魅力ある人物に描かれていないのが、
次回を見たいと思えない、
この作品が面白くないと感じる最大の理由でしょう。

放送的には、3分の1あたりですが、
そろそろ面白くなる?と思いつつ、
また今晩も見てしまうのかな(笑)

1年という長丁場の大河ドラマで最初の3ヶ月で離れてしまった視聴者を取り戻すのはかなり厳しいでしょうね。

頑張ってもらいたいです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿