毎年のように言っているように思いますが、
この時期、通勤時間帯に人身事故が多発します。
今年も毎日どこかしらの路線で人身事故が起きて、
電車が止まって大変です。
思いあまってのことだとは思いますが、辛いですね。
毎月、会社に産業医が講話をしにきてくれるのですが、
今月は、「うつ病 Ⅱ 」でした。
先日、最近の子たちはストレス耐性が低いという記事を書きましたが、
最近の傾向として、従来のうつ病とは違った新型のうつ病が多いそうです。
従来のうつ病は、責任感が強い人に多く、仕事を抱え込みすぎて、
周りから見ても明らかにまずい症状が出ていても、
自分がうつ病だと回りに思われることを恐れ、
病院に行くことを嫌がり、
こんな状態になったのは自分の能力が低いせいだと自分を責め始め、
自ら命を断つような悪い方向へ行ってしまうことが多かったそうです。
この場合、精神科へ行くのを嫌がるのなら、
内科の受診を何とかさせ、そこから適切な診療科を紹介してもらい、
きちんと通院して休養をとりながら薬を飲めば、
症状は快方へ向かって、職場復帰できる人が多いそうです。
それに比べて、最近の新型うつ病は、20代~30代に発症する傾向が多いそうで、周りから見ると、たいしたことがあったように思えないのに突然会社に出てこなくなるそうです。
この新型うつ病の患者に多いのは、ネット等でうつ病の症状を調べて、
自分はうつ病だということを周りにはっきりといい、
診断書を提出し、休み始めるそうです。
検査をして数値で分かる内臓疾患と違って、
精神的な疾患に関しては、
本人がいう症状が全てになってしまうので、
先生方も非常に判断が難しいそうです。
この新型うつ病の人たちは、自分がこうなったのは、
自分のせいではない、周りが悪いというということをはっきりと言うそうで、そのせいで体調が悪くなったと、会社に出てこなくなるそうです。
これまでのうつ病の薬というのは、従来型のうつ病の薬ですので、
新型の人たちがこの薬を飲んでも、効き目はあまりなく、
よって休職も長引いて、会社の負担になっていることが多いそうです。
うちの会社にも何人か休職者がいますが、はっきり言って長い・・・・です。
ただ新型は、自分を責めるようなことはしないので、
自ら命を断つ可能性はとても低いらしいんですけどね。
会社に来ると、具合が悪いというのに、
休職期間中に外では遊んでしまっている人もいるとか。
権利をふりかざして、ただ休みたいだけのそれって単なるわがままなんじゃないの?と思えますが、
こういう傾向が出てきたのは、最近のことなので、
この新型うつ病は、うつ病ではなく、違う病気とされる可能性もありうると先生はおっしゃっていました。
こまった世の中になってきそうで、何だかね・・・
歴史的 人の生き方を考える。原始時代 戦国時代 高度成長時代 他
その時代で よい扱い 悪い扱いを 受けた人がいる。現代において 精神面 セクハラ問題民事裁判 労働法 他
人の精神面 を 分析して 答えが 出せるのだろうか。