ちぃクック×ちぃクック

心や体にとって優しく自然な食生活を目指す主婦のブログです。

味噌汁とマクガバンレポート

2014年03月12日 14時06分57秒 | 食品・健康
こんにちは。

今朝NHKで「みそ汁」についての特集がありました。

その中で、「江戸時代の味噌汁」についてのコーナーがあり、
とても楽しく拝見しました。

江戸時代の料理書を40年にわたり研究している
千葉大学名誉教授の松下幸子先生のお話があり、
「江戸時代は朝ごはんはごはんと味噌汁だけだった。
今は副菜なども一緒に食べる習慣があるが、
当時は味噌汁のウェイトは大きかったのではないか」
とのお話がありました。

そう考えると、
朝の具沢山の味噌汁っていいかもですね。
朝って色々作るの大変だし…という時には
具沢山の味噌汁があるだけで、
朝食の栄養バランスもぐっと上がりますよね。


話は変わりますが、
1977年に発表されたマクガバンレポート。
当時のアメリカの増大する医療費をどうにかするため、
ものすごい国費をかけて調査し、
ガン、心臓病などの病気は現代の間違った食生活が原因になって起こる
「食源病」であると結論付けた有名なレポートです。

この中で、推奨された食生活というのが、
元禄時代以前の日本食。
精白しない殻類を主食として、
季節の野菜、豆類、海草、小魚…って感じかな。

皮肉にも、日本ではこの時代、
ハンバーガーチェーンが上陸したり、
コンビニができはじめたり、
ケーキやハンバーグやグラタンといった洋食を作るお母さんが増えたり、
アメリカが感じる危機感なんて日本には微塵もないという時代だったようです。

松下幸子先生の研究している江戸時代の食事も、
もちろん元禄時代の食事も入っているわけで。
この方の研究している内容から得られるものは大きいかも。

またいろいろと興味が湧いてきました。