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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

富山県の難読小学校名 いくつ読めますか ③

2018年08月18日 14時59分23秒 | Weblog
①氷見市立十二町小学校  氷見市万尾(もお)    
②滑川市立北加積小学校  滑川市中塚
③滑川市立寺家小学校   滑川市寺家町      
④黒部市立生地小学校  黒部市生地経新(きょうしん)   
⑤黒部市立荻生小学校  黒部市荻生    
⑥黒部市立三日市小学校 黒部市新牧野
⑦砺波市立鷹栖小学校  砺波市鷹栖
⑧砺波市立砺波東部小学校 砺波市千保  
⑨小矢部市立石動小学校  小矢部市後谷(うしろだに)
⑩小矢部市立蟹谷小学校 小矢部市平桜(ひらざくら)字岡山    
 

読みなど

① じゅうにちょう 江戸期からみえる村名。十二町潟(潟湖)に由来か。明治22年4月十二町村・万尾村など10村と中島新村の一部が合併して十二町村成立(~昭和29)。
② きたかづみ 明治22年4月中塚新村・杉本村など21村が合併して北加積村成立(~昭和28)。村名は加積郷の北に当たる地域に因むか。
③ じけ 当地区に多くの寺院が多く集中していてことに由来するのでないかという。
④ いくじ 久寿2年(1155)の津波によって新治(にいばり)村人が四散したが,その後,住民が生まれた地に帰ることを祈願して生地と名付けたという。同時に新治神社も海中に没したが,後に再興された。明治22年4月生地村・経生地新村など8村と吉田村の一部が合併して生地町成立(~昭和29)。「生」の付いた校名。
⑤ おぎゅう 黒部川西部の扇状地に位置。荻(オギ)が生えていたことに由来する旧下新川郡荻生村名(明治22~昭和15)から。富山地方鉄道本線荻生駅がある。「生」の付いた校名。
⑥ みっかいち 江戸期からみえる地名(市内に同町名あり)。毎月3日ごとに市が立ったことに因むという。明治22年4月三日市村・牧野新村など8村が合併して三日市町成立(~昭和15)。
⑦ たかのす 寿永の頃(1182~85),倶利伽羅の戦いに敗れた平家の落武者・小倉六右衛門が白羽の鷹を追ってこの地に
たどり着いた。鷹は大きな森に入って巣籠っていたので,六右衛門はこの地に土着し,村名を鷹栖としたという(『角川・富山』)。明治22年4月鷹栖村・不動島村が合併して鷹栖村成立。
⑧ となみとうぶ 砺波は鳥網のことで,古代の部民・鳥取部の人たちが山に鳥網を張って鳥を取った土地に因むという(『地名基礎』)
⑨ いするぎ 能登国石動山の虚空蔵尊(こくうぞうそん)をこの地に移したことによるという。石動の語源は「石がゆらぐ」がなまって「いするぎ」になったともいう。
⑩ かんだ 平安末期からみえる荘園・蟹谷荘(かんだのしょう)に因むという。富山・石川県境の砺波山から南に続く山間の地域に比定される。