黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

ポート理容室

2007-10-17 19:15:51 | インポート
昨日アップした写真にも載っているが、室蘭時代に僕が通っていた床屋さんが「ポート理容室」。通称、船員会館と呼ばれる施設って~程でもないが、その施設内にある床屋で、家からも近く海からも近いので、ここに通っていたのだと思う。
その室蘭を20数年振りに訪れた日、「ここに中学時代に通っていた床屋があったのよ」なんて事を話しつつ、その建物へ向かったところ、床屋ならではのグルグル回るサインを見付け、まだ健在だった事に非常に驚き、中学時代へと一瞬にしてタイムスリップ。涙こそ流さないが大感激だった。心臓近くの奥底からブワーッと甘酸っぱい臭いが僕の中で立ちこめていた。

僕は今時の美容室というのが大の苦手で、未だかつてそのような場に足を踏み入れた事がない。勿論、良い悪いの話しではなく、単なる僕の嗜好の問題である。いまや「ポート理容室」のような無骨な床屋のDNAはほぼ壊滅状態。たま~に思わぬところで商売っ気のなさそうな親父がネットリと営んでいる床屋を見ると、思わず髪を撫でて伸び具合を確かめてしまう。先日、入院先の病院でそんな床屋があったのを思い出し、退院の前の日に切りに行った。ヒゲを剃ってもらう時の強引な程の力加減に「お~コレコレ」と目をつぶり瞼の裏でガッツポーズ。しかし、上手くはない。笑。が、それも味なのさ。

オシャレな美容院でカワイイ美容師さんに髪を触られた日にゃ、散髪頭の内部に妄想がハリケーンのように渦巻き、鬼太郎の髪のごとくギンギンに髪の毛が逆立つ事にもなりかねない。
僕にはマンダムの瓶が並び、ポマードの香りが漂う床屋がお似合い。

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