黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

14~15日の事

2007-01-16 14:33:02 | インポート

こんにちわ。打ち上げ破産寸前の青山です。笑

昨日は店の定休日だがsmtの展示監視に行く。

さて、先ずは日曜の事から。
その日、店で日記を書いていると野田さんと、沼山さんが店に顔を出してくれる。
日記を書き終えsmtに向おうと本町を歩いていると、店に寄ろうとしていた沼田さん夫妻とバッタリ。3人でsmt近くまで来たところで、大友さん、sachiko Mさんとバッタリ。一楽さんはすでに開場入りされていた。
この日は展示会場でI.S.O.のライヴ。お客さんが列を作り開場待ちしてくれていた。
Img_2214 入場者数はあらかじめ決めていたのだが、その人数が正解だった。程良く埋め尽くす感じが、お客さんを動きやすくし、とても面白い状況が作れたのではないかと思う。
まるで自分がターンテーブルの針にでもなったかのように、外周を歩き回り音を探る人。ここで聞きたいと移動せずに聞く人。寝転がって聞く人。何をやっているのかと演奏者の前に仁王立ちの人。それぞれ演奏者の音の邪魔をしないよう気遣いながらも好き勝手に聞いていた。これで良いんだと思いながら、僕は光景にも音にも浸っていた。Img_2226
演奏者が各角で背を向け合いながら、四方を向いていたのも功を奏したように思う。演奏する側にとってはどうだったのだろう?

クレームをつけていた通りがかりのオジさんもいたようだが、ま~色々な人がいるから仕方がないか。

それにしてもオープニング企画的な2日間のライヴにあれだけの人が来てくれるとは・・・仙台の状況を良く知るだけに、本当に驚いている。様々な要素が上手く働き合ったのだろう。僕は、これが何かの切っ掛けになってくれる事を強く望んでいる。
この企画が動き出すまでにも相応の時間があった(別に苦労話ではないですよ。笑)。簡単に事が進む訳ではないし、アーティストも含めた様々な協力があっての話しだけれど、今回のように、この土地でも何かを立ち上げられる可能性がある事は示せたと思うのです。言葉が足りないけど何となくは伝わっていると思います。

そしてライヴも無事終了し打ち上げー!
ビギン君の4畳半ライヴが、聞いている人間もいるんだかいないんだか、どうしたいんだかも分からないし、僕も聞いているんだかいないんだか、とにかく何だかよく分からないけど、強力に引き込まれる瞬間があって・・・彼はどっちに転ぶのか?
打ち上げ後半は主税君とバカな競り合いをしていた、わたし。笑。

そんで昨夜は山形でのI.S.O.を聞きに行く。蔵なので、とてもいい感じの場所。
仙台ではやっていない、それぞれのソロが聴けて嬉しかった。
それにしても無音は過激だ。無音はパンク。Sachiko Mさんのライヴが興味深かった。演奏始まって間もなく、客の無神経な作業音に僕は苛立ったりもしたけど、時間が流れるうちに、それは違うなと反省。演奏者側の無音や微細な音と、客席側からつい鳴ってしまう音(もちろん聞く態度の中で出てしまう範囲内の事です)との関係の中で、何かが形作られていっているように思ったのです。僕らは演奏者の方を見てはいるが音の中心や主従はどこにもなく、あったとしてもその中心は関係の中で常に揺らいでいたように思うのです。音は当然だが、音の間にある「空白」を僕はより強く聞いていたように思う。

奥山君、お疲れさま。

帰り際に色々とツッ込まれつつ、皆さんと分かれる。

今日は郡山でI.S.O.です。福島の方、ぜひ聞きにいって下さい。

ところで展示ですが、こちらも実は少しずつ変化が起きています。サブタイトル的に「記録なき記憶」という言葉がありますが、実は時間の経過と共に「記録」が刻み込まれていっています。これは、よ~く考えるとかなり興味深い事実(考えながら展示を見てくれという事では全くありません)。どんどん時間が深く刻み込まれていっているプレイヤーが出て来ているのです。一度行かれた方も、折りをみてまた足を運んでみて下さい。もしかしたら変化に気付くかもしれません。