辞書引く日々

辞書が好きなのだ。辞書を引くのだ。

矢と箭

2005年09月10日 | 言葉
矢も箭も「や」と訓じ、同じような意味と思われる。

小さな漢和辞典(『全訳漢辞海』三省堂)を見ると、矢は木製、箭は竹製とある。

しかし、本当にそんな使用法の区別があるのか、そういうことを言ったのは誰なのかまでは書いてないから、辞書に書いてあったからといって、こんなことを人に対して主張する根拠にはなりそうもない。

こうして、本当かどうかかわからぬが……という知識がまた増えてしまうわけだ。大人になると、その種のものがどんどん増えてしまうが、それがまた味のあるところだと言っておこうか。

大きな漢和辞典は手元にないから、どう書いてあるかわからぬ。

例によって大言海で「や」を引いてみると、矢も箭も並列してあって、区別がない。
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