Neither can he, that mindeth but his own business, find much matter
for envy.
ベーコンの随筆中にある一文である。
「自分の事のほか気にすることがない者は、ねたみの種をそう多くは見つける
ことができない」ぐらいの意味であろう。neither が mindeth (=minds) と
can find に懸かっている。「詮索無ければ嫉妬もまた無し」と意訳してみる
と、「もまた」のところが neither っぽい。意味的には、べつに不思議なも
のではない。
ただ、文法的に見てちょっと不思議な感じがするのは、mindeth は従節中にあ
り、can find は主節の中にあるところである。neither が節というカラをつき
破って mindeth にも懸かってくる。そこのところが面白いので、メモしておく。
for envy.
ベーコンの随筆中にある一文である。
「自分の事のほか気にすることがない者は、ねたみの種をそう多くは見つける
ことができない」ぐらいの意味であろう。neither が mindeth (=minds) と
can find に懸かっている。「詮索無ければ嫉妬もまた無し」と意訳してみる
と、「もまた」のところが neither っぽい。意味的には、べつに不思議なも
のではない。
ただ、文法的に見てちょっと不思議な感じがするのは、mindeth は従節中にあ
り、can find は主節の中にあるところである。neither が節というカラをつき
破って mindeth にも懸かってくる。そこのところが面白いので、メモしておく。