辞書引く日々

辞書が好きなのだ。辞書を引くのだ。

英語べんきょうメモ(従節の独立性というセンス)

2012年06月06日 | 言葉
Neither can he, that mindeth but his own business, find much matter
for envy.

ベーコンの随筆中にある一文である。

「自分の事のほか気にすることがない者は、ねたみの種をそう多くは見つける
ことができない」ぐらいの意味であろう。neither が mindeth (=minds) と
can find に懸かっている。「詮索無ければ嫉妬もまた無し」と意訳してみる
と、「もまた」のところが neither っぽい。意味的には、べつに不思議なも
のではない。

ただ、文法的に見てちょっと不思議な感じがするのは、mindeth は従節中にあ
り、can find は主節の中にあるところである。neither が節というカラをつき
破って mindeth にも懸かってくる。そこのところが面白いので、メモしておく。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 使い易さと楽しさの隙間 | トップ | FAX の愛好について »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

言葉」カテゴリの最新記事