辞書引く日々

辞書が好きなのだ。辞書を引くのだ。

サミュエル・ジョンソン伝

2009年03月12日 | 言葉
辞書が好きだと公言する以上、やはりサミュエル・ジョンソンを避けては通れない。
サミュエル・ジョンソンを知るには、ジェームズ・ボズウェルが書いた伝記を避けては通れない。
長いこと、なんか宿題みたいに頭の中に引っかかっていた。
先日 Amazon で安かったので、やっと、The Life of Samuel Johnson をペンギン版で買った。

ものすごく厚い。
どのくらい厚いかというと、「コロコロコミック」が薄く見えるほどに厚い。
もちろん、コロコロより薄い印刷用紙を使っていて、これだ。
「ちゃお」の増刊だって、この厚さには勝てまい。

めげかけたが、数ページを読んでみた。そしてまた、めげた。

名作ということになっているが、ぜんぜん名文ではないのだ。
外国人のわしがそう言いきれるほど、のろのろとした、そして抑制のない文体だ。
名作=名文というほど、単純ではなかった。おそるべし。

はじめからして先行する伝記への非難と、自分の書いたスタイルの宣伝とが延々と続く。
読み終わってから自慢してやろうと思っていのだが、
自分の読解力を考慮に入れると、どうもこりゃあ全然読み終える自信がない。

まあ、本題に入ったらおもしろきことが書いてあるに違いないのだと自分に言い聞かせる次第だ。

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