はじめて沖縄に行きたり。
なにぶんこれまで行ったことがないので、沖縄のイメージというものものなかった。
観光でちょっと行ったところでわかることは、たかが知れているが、それでもいくらかの発見がある。
丘というものが多く、手入れされていない丘では低木と草とが、緑の濃淡をまだらのようにつくる。
ハブがいるというのも、そんな薮なのであろう。そうした丘の一部がさとうきび畑になっているが、
さとうきびの背丈が高いせいか、薮との境界がよくわからないこともある。
終始曇っていたせいもあってか、美しい海よりも、そうした丘のほうが印象に残った。
伝統的な建築物というものが、どういうものなのかは、イメージできるほど見る機会がなかった。
むしろ、コンクリートづくりのビルのデザインに著しい特徴があるのを発見した。
四角い箱に窓がうがってあるという感じではない。
外から見ると、窓の間に垂直方向・水平方向に柱をはりつけたようなデザインが多いのである。
色はクリーム色一色で塗りつぶしたようなものを多数見かける。
いわゆるグスクなるものにも行ってみた。14世紀ごろにつくられたものは、小さな岩を多く
積み上げてできていて、大きな岩を切ってぴったりとはめた首里城のような立派なものより
風情があった。
特徴的なのは、そのデザインの中にある曲線。円弧とか放物線とかでは割り切れないものだ。
音楽を聴く機会には恵まれなかった。
沖縄の音楽だと自分が信じている一連のものと、あのまだらの丘との間にどうしても関連性が
見つからない。あのいわゆる沖縄音楽というものをどう感じたらいいのか、それは宿題となった。
とにかく、宿題をたくさん発見した旅行であった。
なにぶんこれまで行ったことがないので、沖縄のイメージというものものなかった。
観光でちょっと行ったところでわかることは、たかが知れているが、それでもいくらかの発見がある。
丘というものが多く、手入れされていない丘では低木と草とが、緑の濃淡をまだらのようにつくる。
ハブがいるというのも、そんな薮なのであろう。そうした丘の一部がさとうきび畑になっているが、
さとうきびの背丈が高いせいか、薮との境界がよくわからないこともある。
終始曇っていたせいもあってか、美しい海よりも、そうした丘のほうが印象に残った。
伝統的な建築物というものが、どういうものなのかは、イメージできるほど見る機会がなかった。
むしろ、コンクリートづくりのビルのデザインに著しい特徴があるのを発見した。
四角い箱に窓がうがってあるという感じではない。
外から見ると、窓の間に垂直方向・水平方向に柱をはりつけたようなデザインが多いのである。
色はクリーム色一色で塗りつぶしたようなものを多数見かける。
いわゆるグスクなるものにも行ってみた。14世紀ごろにつくられたものは、小さな岩を多く
積み上げてできていて、大きな岩を切ってぴったりとはめた首里城のような立派なものより
風情があった。
特徴的なのは、そのデザインの中にある曲線。円弧とか放物線とかでは割り切れないものだ。
音楽を聴く機会には恵まれなかった。
沖縄の音楽だと自分が信じている一連のものと、あのまだらの丘との間にどうしても関連性が
見つからない。あのいわゆる沖縄音楽というものをどう感じたらいいのか、それは宿題となった。
とにかく、宿題をたくさん発見した旅行であった。