百歳に向かってもう一度歩いて世界一周

平成7年1月1日より歩いて世界一周に挑戦して居ますので引き続き続けますのでご照覧あれ!

栗の思い出

2014年09月24日 18時25分53秒 | 随想

                         百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 9月24日晴のち小雨

 毎朝 、ブルーレイデスクに《お気に入り》を録画するのが日課になって居る。テレビ番組を眺めていると、《焼き栗ごはん》と《栗の渋皮煮》が目に入った。栗については子供の頃の苦労した思い出があるが、栗をおいしく味わったという経験がないので、これを録画して 置いた。                    

 夕食後再生すると、、《焼き栗ごはん》が出た。栗を2~3時間水に漬けてからくそ皮を剥くところから始まった。栗を平らな方を下にしてお尻に包丁を入れてくそ皮を剥がしながらくるりと栗を回すと栗の頭までくそ皮が剥けた。《栗の渋皮煮》の時は、テーブルナイフで栗の角を少し傷をつけてから、其処にナイフの先を刺して栗を回すとくそ皮は大きく剥けた。あとはくそ皮を剥けるところから剥がして取り除いた。

 流石、講師はプロだ、と感心した。わたしは《くそ皮》と言ったが、講師は《鬼皮》と表現した。なぜこんなに皮むきに拘るかというと、私は小学生の頃、2年ほど栗の皮むきをした経験があったから・・・

 父親が務めていた家の子供が亡くなって、私はその家から子供用の自転車を貰った。苦労して乗れるようになったところ、母から「栗の内職をするんで、小島町まで取りに行っとくれ!」と厳命された。神田神保町から浅草の小島町までは随分遠い。道も解らない。文句を言わずに行って来い、という話だ。

 栗屋から栗を貰って来ると、「鬼皮を剥け」と言って包丁を渡された。私が鬼皮を剥くと母は渋皮を剥いて形を整えた。それを水桶に入れて栗屋に届けて、また次の栗を積んで来るという内職だ。土曜も日曜もない。やがて冬になって東京にも雪が降る日もあった。それでも休めない。こんなに苦労すれば《総理大臣》位には成れるだろうと思ったこともある。その時の鬼皮を剥いた作業を思い出したのだ。講師の皮むきの要領を知っていたらあんなに苦労せずに済んだろう、と。中江藤樹の話を聞いていたので、苦労さえすればエラクなれると信じていたからやり抜けたのかも知れない・・・ 

        百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 9月24日             

 

日数「日」

総歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩

今  日

    1        

25,032

17,522

      

今  月

24

572,399

400,679

23,850

今  年

259

5,195,410

3,636,787

20,059

2005年から

3,516

52,111、934

36,478,354

14,821

70歳の誕生から

7,048 

134,062、065

93,843,446

19,021

カナダ領ナイヤガラホール市からアメリカ領に入国、ボストンに向かって後 776,646