レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

最近の体調

2009-06-16 | 日々のこと
相変わらず、ゼローダ+フェアストン+ゾメタで治療をしている。

頭の転移で放射線(ガンマナイフ)治療をしたが、その直後は体調がバリバリよかった。
体調がよかったというか、脳細胞がガンマナイフにびっくりした状態かな。
退院直後からバリバリ動いても疲れ知らず・・・。

あれから約2か月。
だんだん、「脳細胞ビックリ状態」から解放され、体の不調が復活してきている。
不調がずっと続くのではなく、日によって波が大きい。

あちこちの骨の痛み。体のだるさ。発熱。
夜はリスミーを飲まないと、ぐっすり感がない。
1時間ほど動くと、どっと疲れる。
横になって休むと、体が痛くて、すぐに起き上がれない。

そんなときに限って、「ピンポ~ン」と玄関チャイムがなる。
ク~~~~(泣)
痛み止めなどの置き薬を自分で調節しながら、しのぐ。

元気な時にはもっと動けていたのになあ・・・と思っても仕方がない。
わかっちゃーいるが、たまには愚痴も言いたくなる。

「無理しちゃ駄目よ」といろんな人に言ってもらい、気にかけてもらい、とてもありがたいことだと思っている。
でも、いつまで体が動くのか分からないから、つい焦って動いてしまう。
体がうまく動かないジレンマ。焦り。

心も、体も、コントロールが難しい。
多くのがん患者さんたちが、こんな思いをしているのだろうか。






NHKプロフェッショナル~聖路加病院・中村清吾先生

2009-06-16 | 日々のこと
1週間遅れで、深夜の再放送にてプロフェッショナルを観た。食い入るように・・・。

乳がん界では、超有名な先生。
1日70人の外来患者。
1年で500~700件の乳がん手術。

超多忙な聖路加病院乳がんセンターのボス。
そんな中村先生のことを患者は、「先生といると安らぐ」とか、「偉い先生にありがちなところがない」とか、
「この先生なら命を預けられる」と言っていた。
技術はもちろんのこと、医師と患者のコミュニケーションがうまくいき、病院の満足度も高いから、
「命を預けられる」というような言葉が出てくるのだろう。


「命を預けられる」と本心から思えるような医師に出会えるのは、患者冥利に尽きる。

それは、とても幸せなことだ。


中村先生の原点は、鍼灸師の父が患者と向き合う姿にあこがれ、医師を目指したことに始まる。
患者との出会いやアメリカ留学を経て、チーム医療を実現している。

プロフェッショナルとは?その問いに、中村先生は、
「自分の可能性と限界を知っていて、ほかの専門家をリスペクトできる人のこと」

チーム医療では医師の他にも様々なコメディカルも参加している。
彼らを信頼し、高めあい、コミュニケーションを密に取らなければ、チーム医療はできないと思う。
チーム医療という言葉は、最近よく聞くが、本当の意味でのチーム医療が機能している病院は、どのくらいあるのだろう。

自己触診のやり方も解説していたし、一般の人への啓発にもなった番組構成。
司会の茂木さんは、「乳がんが20人に1人」という数字に驚いていた。
これから5年後、10年後、この数字はどうなっているのだろうか・・・。














久々の憤慨

2009-06-16 | 日々のこと
神戸の高校生が新型インフルエンザにかかって、1か月余り。
5月初旬は、インフルエンザの正体がイマイチわからない部分が多かったから、マスコミも政府も国民も、超ナーバス状態。
特にマスコミは、前のめりになって報道していた。
患者が発生した高校の制服を着た生徒がいわれのない暴言を浴びせられたり、
タクシーに乗れなかったり、制服のクリーニングさえも断られたり、異常な状態だった。
やっと落ち着いてきた感があるが、生徒の心が少しは癒えたのだろうか。


鳥取県で2人目の新型インフルエンザ患者が発生した。
海外からの帰国者。
関空についた時点で39度の熱があり、検疫にひっかかったが、検査をことわったとのこと。

ええっ!!
検疫を「断る」という選択肢があっていいのか???

友人と車で帰宅し、まだ熱があったらしい。
関空でも、「病院に行く時には発熱相談センターに電話してから」と言われていたのにも関わらず、
発熱相談センターに電話せず、直接、一般の病院に行った。
おまけにマスクもせずに・・・。

検査の結果新型インフルに罹っているのが判明した。
本人は入院して治療を受けているが、大迷惑なのが、その病院のスタッフおよび、たまたま一緒に居合わせた患者、計26名。

予防でタミフルを飲む患者もいるそうだ。
他の人は、健康状態をしばらく監視することになる。
感染が広がっていないことを祈るばかりだ。

41歳の男、アホか!!!
信じられない。

あれだけ騒がれていたのも関わらず、なぜこんな軽率な行動をとったのだろうか。
病院で居合わせた患者の中には、糖尿病など疾患を持った患者がいたかもしれない。
もしうつったら、重症化する可能性もある。

この2人目の患者がいる町では、いち早く、役場の職員全員がマスク姿で仕事をしていた。
その風景がニュースで流れていた。
町民にまで、その危機感が伝わっていなかったらしい。

皮肉なものだ。

以前、医大のある外来で座って待っていたところ、すぐ後ろの若い女性がゲホゲホ咳をしていた。
暫くすると看護師がやってきて、「検査の結果インフルエンザでした。このマスクをしてください。別室へどうぞ。」といった。
その女性「ああ、よかった。」

何が「よかった」じゃ。マスクぐらいしてこいっつーの!
このバカ女のことを思い出した。