レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

久々の憤慨

2009-06-16 | 日々のこと
神戸の高校生が新型インフルエンザにかかって、1か月余り。
5月初旬は、インフルエンザの正体がイマイチわからない部分が多かったから、マスコミも政府も国民も、超ナーバス状態。
特にマスコミは、前のめりになって報道していた。
患者が発生した高校の制服を着た生徒がいわれのない暴言を浴びせられたり、
タクシーに乗れなかったり、制服のクリーニングさえも断られたり、異常な状態だった。
やっと落ち着いてきた感があるが、生徒の心が少しは癒えたのだろうか。


鳥取県で2人目の新型インフルエンザ患者が発生した。
海外からの帰国者。
関空についた時点で39度の熱があり、検疫にひっかかったが、検査をことわったとのこと。

ええっ!!
検疫を「断る」という選択肢があっていいのか???

友人と車で帰宅し、まだ熱があったらしい。
関空でも、「病院に行く時には発熱相談センターに電話してから」と言われていたのにも関わらず、
発熱相談センターに電話せず、直接、一般の病院に行った。
おまけにマスクもせずに・・・。

検査の結果新型インフルに罹っているのが判明した。
本人は入院して治療を受けているが、大迷惑なのが、その病院のスタッフおよび、たまたま一緒に居合わせた患者、計26名。

予防でタミフルを飲む患者もいるそうだ。
他の人は、健康状態をしばらく監視することになる。
感染が広がっていないことを祈るばかりだ。

41歳の男、アホか!!!
信じられない。

あれだけ騒がれていたのも関わらず、なぜこんな軽率な行動をとったのだろうか。
病院で居合わせた患者の中には、糖尿病など疾患を持った患者がいたかもしれない。
もしうつったら、重症化する可能性もある。

この2人目の患者がいる町では、いち早く、役場の職員全員がマスク姿で仕事をしていた。
その風景がニュースで流れていた。
町民にまで、その危機感が伝わっていなかったらしい。

皮肉なものだ。

以前、医大のある外来で座って待っていたところ、すぐ後ろの若い女性がゲホゲホ咳をしていた。
暫くすると看護師がやってきて、「検査の結果インフルエンザでした。このマスクをしてください。別室へどうぞ。」といった。
その女性「ああ、よかった。」

何が「よかった」じゃ。マスクぐらいしてこいっつーの!
このバカ女のことを思い出した。