聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

大学病院は健闘!嬉しいけど悲しい現実

2009-10-30 21:35:58 | マッチング
10月29日木曜日午後2時15分
外勤先の診察室で携帯電話がなりました
『せんせ~!一般研修プログラムはすべてフルマッチでした
ほっ
正直つかの間でした
(ん?フルマッチ?ということは・・・・・アンマッチは必ず出た・・・・・)

6年生の学年担当でもある立場上
正直嫌な予感がありました
『必ず医学生から連絡がるはずです』
『絶対今日は遅くまで残ってくださいお願いします』

僕たちは医科大学の教員です
マッチングで受け入れる立場でもありますが
送り出す立場でもあります

思った通り複数の医学生から携帯電話に連絡が入りました
『ダメでした・・・・・

でも彼らは十分に立場もどうすればいいかもきちんと理解してくれていました
すぐにインターネットで二次募集の病院を検索
そしてすぐに募集手続をとってくれました
もちろん国家試験後にもう一度挑戦することも理解した上で

最初の2年間の研修が重要でとても大切だと理解してくれはじめた本学の医学生たち
だから本学での研修を希望する医学生が増えた
父兄ももちろん父兄会での数年にわかる解説で本学を認めてくれていると聞きます
『選んでよかったね

だから本当に断腸の思いです
マッチした医学生さんに申し訳ないくらい
実はマッチしなかった学生のことが脳裏にありました
素直に喜べなかったんです

いろいろ言ってあげたい
まず一緒に自分にあったところをもう一度探そう!
そしてそこで半年まず頑張ろう!
もし自分のスタイルに合わなかったり説明とは違う研修だったら
すぐに・・・・ほんとすぐに相談してこい!って

母校だから
母校の先輩だから
遠慮すんな~!って

ボクの尊敬するある外科系教授がいつも大きな声で話しかけてくれます
『おい!自信をもて!自慢の研修プログラムだろ!』

空席があればあったで『臨床研修センター』と『プログラム責任者』はナニしてる?って言われ
フルマッチになったら今度は『なぜアンマッチなんだ!』って
難しいですね

まずは

マッチした諸君!
おめでとう!待ってたよ!


これからオリエンテーションの準備が大変です
まず研修宿舎を確保
駐車場を確保
研修ローテーションの整備
そして臨床指導医の養成や指導医会でのフォードバック手法の教育
やることいっぱい

こっちは真剣です
だから今は国家試験に全員無事合格するつもりで頑張って欲しい
明日は父兄会でその後面談ですからね

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