勤務医は大変

ある医療系雑誌でニュースになってました
地域の基幹病院からお医者さんがいなくなってしまう
いわゆる『立ち去り現象』が問題となっています
そこで日本医師会が９月2日に勤務医対象のアンケート結果を公表したらしい
このアンケートは勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会が勤務医を対象に行ったもの

対象は医師会に所属する勤務医およそ８万人から無作為に抽出した1万人が対象
回答があったのは３８７９人

さて
まず一ヶ月のうち休日日数は？というと
『１～４日』が最多で37.6％
『まったくない』と答えた医師が8.7％　つまり４５％強は４日も休めていない？
勤務医が健康で働くためにも
『ちゃんと休みを取らせて下さい』って要望が９割を占めたそうです

それとおよそ２割の医師が自分の体調を『健康ではない』もしくは『不健康です』と回答
しかも
半数以上は自分が体調不良でも他の医師に相談しないと答えていたそうです

多くは『自分で何とかなるから』と答えていたけど
『自分が弱く思われる』『同僚に知られたくない』『評価されちゃう』って思う人もいたらしい
確かにね～

さらに２割に日常的な虚無感を抱いていることがわかったって
しかも現時点で１割ある基準を用いると３割の医師がメンタルサポート精神的支援が必要だって

そこで病院と医師に「七か条」を提言しています

勤務医の健康を守る病院七か条（原文ママ）
その1．医師の休息が，医師のためにも患者のためにも大事と考える病院
その2．挨拶や「ありがとう」などと笑顔で声をかけあえる病院
その3．暴力や不当なクレームを予防したり，組織として対応する病院
その4．医療過誤に組織として対応する病院
その5．診療に専念できるよう配慮してくれる病院
その6．子育て・介護をしながらの仕事を応援してくれる病院
その7．より快適な職場になるような工夫をしてくれる病院

医師が元気に働くための七か条（原文ママ）
その1．睡眠時間を充分確保しよう
その2．週に1日は休日をとろう
その3．頑張りすぎないようにしよう
その4．「うつ」は他人事ではありません
その5．体調が悪ければためらわず受診しよう
その6．ストレスを健康的に発散しよう
その7．自分，そして家族やパートナーを大切にしよう

だって

皆さん頑張り過ぎないように
ね