自分は将来地元で皮膚科や整形外科みたいなちょっと専門的な診療科で
地域医療に貢献してみたいんです

でもこの研修期間中は総合的な診療能力も修得したい

そうすると早くから専門的な診療科で研修してるひとより遅れちゃう
こんな気持ちになって焦っちゃうこと・・・・実は結構あります
気持ちわかります

今だから焦るなよ~っていえるけどね
写真は聖マリアンナ医科大学の研修はじめにオリエンテーションで
自分たちだけの研修スケジュールを立てているところです
自分だけの研修スケジュールをどうすれば作ることができるのか

今日はそんなお話
まずは平成21年度研修スケジュールから聖マリ編でお送りします
たとえば研修スケジュールがいくつか並んでます
この中から直感で考えます
自分は外科からローテーションしたいとか内科からがいいとか
その場合はこのスケジュールではAグループが該当します
研修到達目標は一般目標やら行動目標そして経験目標に分かれてます
一般目標や行動目標というのは2年間継続して学ぶものです
経験目標は疾患や病態など研修医時代に経験しておきなさいってもの
外科系でも内科系でもどちらでもいいから
疾患や病態を経験しておく必要があります
ここで大事なこと
どこの研修でも大切ですがどの診療科で何を診れるのかってこと
ここ聖マリアンナ医科大学病院群で研修するとき
どの研修診療科で何を修得できるのか
一目瞭然の一覧表がありますから
これを参考にします
だから外科でも内科でもどちらでもいい
たとえば神経系疾患を経験するなら神経内科でも脳神経外科でもいい
考え方を変えてみましょう
皮膚科を将来専攻したい
皮膚疾患には全身性疾患に伴うものもある
リウマチ膠原病や代謝疾患など
だからそれらに関わる診療科を内科で選ぼうとかね
考え方は様々なんです
だから必要なのはどの診療科で何を診ることができるのか
何を指導してもらいながら修得できるのか
それをまず知ること
そっちの方がとても大事
研修病院の選定においてね
その一覧表を提示しているかどうかはとてもポイントになる
メニューのないいかがわしいお店に入って料理注文できますか?
僕は無理
研修スケジュールには特色あるものもある
たとえばね
さっきの研修スケジュール表で言えば
同じ臓器の疾患を学ぶのに外科系診療科で研修したいならBでしょう
小児科を1年目からローテートしておきたいならCなんて具合です
ほら

もうこれだけでもいろいろなパターンを考えることができます
研修プログラム横浜西部では総合診療内科が研修必修ではありません
つまり内科診療科での選択が1つ増える訳です
逆に川崎多摩では総合診療内科はひとつの特色
だから研修グループに総合診療内科での研修期間が長いものがあります
このグループは面白い
内科研修中にcommon diseaseは経験しておくように
いろいろな診療科で疾患を経験できるように配慮されてます
詳しくは説明会などで聞いてください
話を戻します
そうなると研修医の先生がばらばらにどの診療科で研修してもいいのか?
そうではありません
適切な研修環境を保つためにはどの診療科も適切な研修医数があります
多ければ症例数が減りますし指導も十分ではなくなります
そこでちゃんと適正数を配慮しながら
ローテーションを決めていく必要があります
そういう調整も行えるってこと
研修センターでは常に研修医のスケジュールを把握してますから
診療科を変更するときもきちんと対応できます
こういう配慮ができるのも聖マリアンナ医科大学病院群の特色です
ということは
研修スケジュールのグループで直感的に自分で選んで
さらに研修診療科も将来なりたい医師像に焦点を合わせて
診療科を選んでいいということ
なんだか至れり尽くせり?
いえ
それだけではありません
それだけ自分の研修に責任が生じるということです
自己責任・・・・・大人(成人)の研修です
ほんとここでは説明しきれないので
ぜひ病院見学や研修プログラム説明会にいらしてほしいと思います
ほんとお待ちしてます