今年多摩病院では臨床研修評価機構の第三者評価を受けるつもりです
受審が遅いのでは?とのご指摘設けそうですが
聖マリアンナ医科大学病院群の研修における協力型病院として
自分たちが提供している研修がどのような評価を受けるのか
今からちょっと緊張しています
今はこれまでの研修指導体制など
受審に向けて自己評価中ですが
いろいろ準備してきたため困惑するような内容ではないものの
やはり一部の組織だけでなく病院全体でとなると少し不安を感じます
そんな研修プログラム責任者の不安げな態度に
病院内の指導医や指導者さらには研修医までもが
なんだか落ち着かない雰囲気になってきたので
今日は評価された病院の雰囲気をお伝えします
たとえば
『評価票への記載はまだ不十分
でもプログラム責任者が全員を把握
かつメンターの役割もしており研修管理体制は十分』
『研修医のプレゼンテーションはOK』
『指導医のカウンターサインは電子カルテ上は難しい』
『別々に記載があり日々指導できている状態を確認できた』
『病院ロビーに研修医を育てることが病院の大切な役割であることを謳った大きな掲示』
『研修医が大きく「研修医」と書かれた名札を胸に診療しており
患者にも受け入れられていることが大変印象的』
なるほど
こんな感じで病院内を見回るのかっと思っていただけますか?
1時間程度の病院部署訪問後のコメントは
『医局・当直室・検査部・病歴室を訪問し様々な職種のスタッフに直接話を聞いた』
『いずれも教育的な視点を持って研修医と日々関わっている』
『書類確認作業の後に研修医2名にぞれぞれ1時間ずつの面接を行い
その中で3~4例ずつの症例提示を行った』
『入院症例・外来症例を取り交ぜての提示となったが
2名とも1年目であったにも関わらず大変優秀なプレゼンテーションだった』
『症例に関連してどのような指導や助言を行ったか指導医や他職種のスタッフにも尋ねた』
『指導医が教育的な観点から適切な指導を行っていた』
『看護師・薬剤師・リハビリ・MSWなど指導者も良好な人間関係の中で
研修医にさまざまな経験を提供し学びへと導いていることが明確に感じられた』
『医局が一つでまとまっており職種間の垣根がない』
などなど
かなり細かいところにまで評価されるようですね
とくに病院全体として取り組んでいるかどうかがポイントだと感じます
さらに本学でさかんに注意されているこの指摘
『指導医はカウンターサインを日々行っているものの
何を指導したのか診療録から読み取れなかったのは残念』
う~ん
これは弱いところですね

せっかく指導していても
何をフィードバックしたのか不明では評価できないよってことなんですね
まだまだ準備しないといけないようです
とくにポートフォリオだと研修医個人にしか記録が残らない可能性が高いので
きちんと診療記録内にも残さないといけないと感じました
これから受審まで
ときどきこんな情報をお伝えしていきます
では