顔そり

　このところ化粧の乗りが悪いと思ったら産毛のせい？
　元々、毛深い体質なので顔全体がくすんで見えがちで困る。
　
　理髪店で１ヵ月に１度くらい顔そりをすると丁度良い。
　しかし面倒なのと男性の店主に素顔を晒すのは好きでない。

　友達に聞くと顔剃りは特にする必要がないと言う人も多い。
　良いなあ！　一生の内でなんぼ得なのだろうと羨ましくなる。　

　時々、応急的に自分でカミソリをあてる。今夜も頑張る事に。
　鏡とにらめっこしているとシミやシワの方が気になりだした。

　顔剃りは適当で止め、マッサージをしたりしたが効果なし？

返品しに行く

　夫の下着を買おうと思って近所の衣料品店に行った。
　すぐ決まると思っていたのに、いざとなったら迷うものだ。

　キルト厚地か、綿100%の普通の品か、或いはヒートテックス？
　上下組みを買うべきか、単品か、色も白か色物かなど悩む。

　価格でもあれかこれかと手に取って比べ、どれが得か考える。
　外で待っていた夫は遅いので様子を見に来て「どれでも良い」

　ついでにキルト中綿ベストも軽くて暖かそうなので買った。
　家に帰って着るように促すと「そんなのいらない」だって…。

　ベストは返品してきた。喜ぶと思ったのにコンチクショー！

神の手

　最近読んだ本に久坂部羊・著の「神の手」と言うのがあった。
　昨日のこの欄のタイトル「魔法の手」からの連想で思い出した。

　これは医者作家が書いた安楽死をテーマにした小説である。
　主人公は真面目な外科医、その人が騒動に巻き込まれて悩む話。

　テレビ界、政界、医学界の権力争いなど興味深い話も出ている。
　マスコミ操作によって、世論はいかようにも動かされかねない？

　私の母は大病をしていた訳でもないが安楽死をよく口にしていた。
　チューブに繋がれて苦しみながら生きるのなら安楽死の方がいい。

　しかし安楽死は私たちが考えるほど単純な問題ではなさそう？

魔法の手

　先日の五木寛之氏の講演会の内容は「鬱」の話が主だった。
　紙面の都合で紹介しきれないが、参考になった話を少し…。

　「思い出の引き出しを沢山持っている人は心豊かな人！」
　「前向きに頑張るのも良いが、振り返る事も人生には大切な事」
　
　私もしばし落ち込み「何か良い事ない？」を口癖にしている。
　へこんでいる時は愉快な事を思い起して笑えば気分も和んで来る。

　「幸せ探し」は魔法の手、これで少しは気分コントロールが可能？
　「鬱を抱えるのは正常な人間」そう言われると救われた気もする。

　ブルーな気分の日は魔法の手に登場願おう。笑いは最高の良薬！

ウエストの悩み

　「何であんなにデブなんだろう」腹が立ってくる。
　梨型肥満の夫のウエストサイズが又、UPしたようだ。

　昨年、新調したばかりのズボンがどれもきついと言う。
　これまでもほぼ毎シーズン、数枚ずつ買い替えている。

　男性、それも中高年の男に安っぽい物は着せたくはない。
　そう思ってそれなりの良質な品を選んできたが勿体無い？

　今度は３枚まとめ買いの安物でも買おうかと思ったりする。
　お腹周りが特に大きいアンバランスな体型は困りもの！

　運動不足と食べすぎが原因、なのに本人は何処吹く風？

元気が戻る

　怪我以来2週間ほど落ち込み気味だった夫が元に戻ってきた。
　気が抜けたみたいで口数も少なくなって私は心配していた。

　ドクターによる当分の間の禁酒命令でペースが狂ったようだ。
　1日の大半を退屈そうに寝床で過してぼんやりするばかり。
　
　足腰の筋肉が落ちて歩けなくなるのではないかと不安も募る。
　しかし、食欲は相変わらずだったので食べている間は大丈夫！
　
　心配と楽観が交じったが夫も命の方が大事と分っている。
　もう慣れたのかあきらめたのか本来の明るさがもどってきた。

　体調の方ももう大丈夫！やはり元気でいてもらわなくちゃぁ…。

幸せだねぇ

　「幸せだねぇ」　ご飯を食べながら二人してつぶやいた。
　食べた梨が飛び切り美味しかった事から始まった会話。

　昔と違って好きな物を好きなだけ何でも手に入れる事が出来る。
　食べ物に関しては日々の暮らしで我慢する事はほとんどない。

　いつもA級品とは限らないが、それはそれで納得済みだから良い。
　指をくわえて我慢するなんて事はない。勿論、飢餓の心配もない。

　梨の時期が過ぎれば柿が食べ頃を迎え蜜柑も林檎も美味しくなる。
　食べ物に満たされるって事は、意地汚いかも知れないが幸せな事。

　平和で自由、食べ物に困らない時代に生きている事は有難い！

夜の訪問者

　夜7時のニュースを見ていると玄関のチャイムが鳴った。
　「今頃、誰かしら？」と思いながら廊下をドタドタ走る。

　「集金でーす」の声で「ああ、そうだっけ！」と気がつく。
　新聞の集金人は同人物が毎月今頃、この時間にやってくる。
　
　「ご苦労様、もうあれから１ケ月が過ぎたのね。早いわねぇ」
　私は毎回、馬鹿みたいに同じような事を言ってしまう。

　「お宅は問題ないけれど、結構お留守の家庭が多いんですよ」
　その人はぼやく。昼夜曜日を問わず何度も足を運ぶそうだ。

　雨風にもさらされ想像以上に大変な仕事と思う。頭が下がる！

　

ぼてちん

　お料理が得意なブロ友さんの頁に「ぼてちん」が載っていた。
　名前に親しみを感じる。写真ではすり身団子の天ぷらみたい。

　ネットで検索したが、お好み焼きの店名とか人のあだ名程度。
　彼女は昔、お好み焼き屋で食べたそうだが名の由来は不明とか。
　
　里芋を蒸して潰す・小麦粉・卵・塩を混ぜて一口大を油で揚げる。
　簡単に作れそうなのが何より、多分夫好みの柔らかい食べ物?

　これなら無精者の私でも作れそうと早速夕食事時に試してみた。
　結果は上々、具のないふあふあコロッケみたい、好評で良かった。

　歳を取ると食べ慣れた物に偏りがちになる。たまには挑戦も必要。

夜更かし型

　昨夜ベッドインしたのは夜中の2時過ぎ、朝が起きずらかった。
　いつもの事だが本を読み始めたら途中で止まらなくて…。
　
　「時間！」の声で渋々起床する。夫が居なければもっと寝たい。
　「朝ご飯ぐらい自分で作れば？」と言いたいのをぐっと我慢する。

　「土日ぐらい寝坊させて～」と言ってみるが夫には通用しない。
　「飯を作るのは女の仕事」昔人間の夫は食卓の前で待機している。

　「私は女中じゃないよ！」時には反発するが喧嘩しても始まらない。
　まあ、相棒が居るから無理にでも規則正しい生活が送れるのかも？

　「物は考え様」と思って平常通りに食卓を整えたが朝は苦手～。

恐怖の痴呆症

　温泉の脱衣場に入った途端、風呂場からわめきが聞こえてきた。
　喧嘩でもしているのかと思いながらこわごわ中に入って行った。

　80歳代の姉妹と思える二人組みが体を拭いて出る支度をしていた。
　「出るよ、分ったね！」一人は命令調の大声で言いながら先に出た。

　もう一人はついて行くと思ったのに、湯に浸かリに行くではないか？
　瞬時に出て、かけ湯して、体を拭いて、タオルをゆすいで出る支度。

　又もや湯にザボン！その行為を何度も繰り返してフラフラしている。
　服を着終わった相方が鬼の面相で戻ってきて無理に引張って行った。

　私は体を洗うのも忘れて見ていた。他人事と思えず怖くなった！

近所付き合い

　私道で隣のおじいさんが座り込んで草を引いていた。
　車で出かけるのに少しどいてもらわないと通れない。

　「いつも綺麗にするのは大変ですね」私は挨拶する。
　相手はノロノロとだが立ち上がってよけてくれた。

　私は接触しないように徐行しながらその場を抜け出た。
　「邪魔なんだから警笛鳴らせばいいんだよ」夫は言う。

　「気は心よ、挨拶一つで気持ち良くなるじゃないの」と私。
　ご近所は波風立てないようにお互い気を遣わなくちゃぁ！

　夫は気が合う人とそうでない人との態度差があらわで困る。

野菜市

　毎週水曜日は近所のマーケットで野菜市が開かれる。
　袋詰め放題で200円とか98円均一の野菜などが並んでいる。

　人参など詰め放題で買う人を見るとたくましさを感じる。
　あんなに沢山食べきるのだろうか、詰め方もすごく上手。

　今日は白菜がとても安くなっていた。1個丸ごとで98円也。
　先々週は4分の1、先週は半分で98円、倍々ゲームの値下がり。

　台風通過の頃は白菜とも思えない馬鹿値がついていたっけ？
　勿論、高すぎる時は買うのを控えて横目で見るだけだが…。

　天候に左右されるにしても魚肉に比べて野菜の値動きは極端！

モニターになる

　「食品表示ウオッチャー」を県が募集していたので応募した。
　食品に関するモニターらしいが、詳しくは分らないまま。

　それの就任式と研修会が隣町の省庁で行われたので出席した。
　任期は2年、県で総計100名、本日は東予地区の25名が集まった。

　食品表示に関する資料を沢山もらって早速、研修を受けてきた。
　「ああ、ややこしそう。又もや勉強か？」と少し逃げ腰気分になる。

　毎月、報告書を提出しなくてならない。面倒なので出来るかな。
　食品問題は無関心ではないし、他人が出来るのならやれる筈？

　
　そう思い直して頑張ろうと思う。「暇人だねぇ」と夫はあきれている。
　

間違い電話

　「私、○○と申しますが…」よそ行きの声で男性知人に電話した。
　電話口に出たのは女性、奥様と思って更に丁寧な物言いをした。

　「私、△△と申しますが…ギゃハハ、何気取ってんのよ！」と、
　聞きなれた女友達の声が受話器から聞こえてきた。

　ありゃ～　間違って苗字が似ている友人にダイヤルしたようだ。
　「ふざけてもう～何の用事なの」と彼女は笑いながら聞いてくる。

　「元気かなと思って…」と咄嗟に出たのは誤魔化しの言葉。
　「昨日会ったばかりじゃないの！」彼女は驚いているような反応。

　うろたえてアホな事を言ってしまった。これではまるでボケ老人？