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『いつかの岸辺に跳ねて行く』-加納朋子ー

2019-11-05 21:13:04 | 映画DVD&本


加納朋子の新作

「はるひのの、はる」とよく似た感じの内容でした


目次は2章節になっている

フラットの章は護(まもる)が語り手になって、徹子の事を見ている
護(まもる)と徹子は幼馴染みで同い年

徹子は護から見ると、とても不可解な性格に見える
その不可解な出来事を、幼児の頃から結婚まで語られている

読者にも、徹子がなぜそのような行動をとるのか?理由が分からないから、フラットの章に出てくる事柄や登場人物が全部伏線になり、最後に絡まってくる

フラットの言葉の意味は平らであること起伏がないこと
護から見た徹子の性格そのものをフラットと言っている


2勝目のレリーフは徹子が語り手

徹子は特殊な・不思議な能力を持っている(未来が意図せずに見えてしまう)
見えた未来が不幸だったとき、その未来を変えようとする

「はるひのの、はる」のテーマも運命や決まっている未来を変えようとし、そこに繋がる今の出来事をなかった事にしようとする・・・


「はるひのの、はる」は難解だったけど、『いつかの岸辺に跳ねて行く』の最後はどんでん返しのハッピーエンド@@^^v


良かった!!






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