伊集院 静の本を読むのは2冊目
前回読んだ「ぼくのボールが君に届けば」も野球がらみの短編集だったが、この本も野球が必ず出てくる7編からなる短編集で、最後にでてくる短編が「受け月」。
この本が直木賞を受賞している(1992年)
家族のいろいろな係わり方が書かれている。そして、ハッキリした結末がなくグラデーションで終わっている感じ。
その後この人はどういう行動を取ったんだろう?実は何だったんだろう?あの父と息子は和解したようだけど野球はどうしたんだろう?・・・・など々気になる。
そのままじゃ済まないでしょ!と思う結末もあるし、まあ、そんな話もあるよという事かな^^;
前回の「ぼくのボールが君に届けば」が印象深く、情景描写なども数段良いと思うのです。直木賞受賞作品という事で、期待が大きすぎたかな?