*sprout* 毎日の暮らしの中で・・・。

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『短歌ください』

2011-06-27 23:29:47 | 本・CD・DVD

ダヴィンチという雑誌が好きでよく図書館から借りてくる話は以前ブログに書いたが、その中でのお気に入りのコーナーが『短歌ください』である。同じく図書館に行ったらそれらを集めた1冊の本が新刊コーナーにあったので借りてきた。

私が高校3年生の頃、俵万智の『サラダ記念日』が流行ったせいか、(ベストセラーになったのはもう少し前だったかもしれないけれど)現国の授業で短歌を3句作った。それぞれに1~2句を先生が選びプリントして一人ずつランダムに詠みあげていった。私が作ったものはどれも恋愛に関するものばかり。恥ずかしくて書けないけれど今でも諳んじていうことができる。

穂村さんの短歌は俵さんのとちょっと似ていて、コメントも絶妙で好き。一回ごとにテーマが決まっているけれどひとつひとつに感受性の豊かさが見える。なんてことない事柄が見え方、見方によって想像を膨らませるような。考え方の違いとか捉え方の違いっておもしろいなって思う。

授業参観での道徳の授業。算数と違って答えは決まっていない。容姿や性格がそれぞれ違うように考え方はいろいろある。娘はそんな道徳があまり好きではないという。はっきり白黒つけたがるのだろうか。みんな違ってみんないい・・・のにな。

会ったことのない誰かの短歌を読んでいるとその人のその一瞬の気持ちを感じることができた。とてもいい本です。


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