「宇宙船地球丸」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年3月30日です。本日は、2006/01/20に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.181を転載します。
(以下転載)
【サマータイム制導入に反対する】 vol.181 2006/01/20 発行者:media
http://archive.mag2.com/0000144953/20060120212735000.html?start=580
◎温室効果説に対する疑問(その42)
サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第42回目です。
●磯焼けでレジスタンス(その3)
13日付けの北海道新聞(夕刊)に載った、“磯焼け”をネタにした恐怖扇動報道の検証シリーズの第三回目です。
●水の専門家が…
さて、北海道新聞に、この記事のためのネタを提供したのは、道立中央水産試験場(後志管内余市町)というところです。
水産試験場といえば、(海)水に関するプロのはずなのですが…。
そこの人たちが、気象における水の機能の異常に気付かず、温室効果による地球温暖化説に夢中になっているのです。
この寒波の襲来にもかかわらず。
呆れた話です。
道立ですから、道民の税金で運営されているんですよ。
地球上にあるもので、地球の気象に最も大きな影響を及ぼすのは、水です。
なぜ、その異常を無視するのか?
●後志という選挙区
興味深いのは、この試験場のある“後志”という所。
後志(支庁)といえば、サマータイム強硬派(笑)の一人である民主党の鉢呂吉雄センセーの選挙区なのです。
う~ん、後志って、こういう施設まで政治にベッタリなのね~。
後志には、おもしろいものが結構あります。
たとえば、ヤンキー先生の北星学園余市校とかね。
小樽も後志です。
ちなみに、札幌は石狩支庁です。
大変不思議なことに、小樽は後志で最大かつ唯一の“市”なのに、支庁所在地ではありません。
実は、この小樽という所が、いろいろとある所なのです。
●屈辱の歴史
かつて、小樽は、札幌なんかよりもずっと豊かな都市でした。
というか、札幌なんて、大したことないとこだったんすよ。
ただ、小樽は平地が少ない(坂が多い)ために、農業なんかは札幌の方がやりやすかったみたいですけれどね。
その農業の分野でも、開拓初期の頃は、当別(町)の方がリードしてたみたいですよ。
ま、とにかく、昔は、今と違って、小樽が北海道一豊かな街だったわけです。
なぜ小樽が豊かだったのか?
それは良い港があったからです。
北海道は、かつて、炭鉱が沢山あったところですが、そこで採れた石炭を内地に向けて大量に運び出した最初の港があったのが、小樽なのです。
北海道で最初に鉄道を開通させたのも、それが目的だったのですからね。
それから、戦前は、対ロシア貿易がありました。
当時日本領だった樺太との行き来も盛んでした。
そんなわけで、かなり儲けてたわけです。
それで、北海道一豊かな街になったわけです。
経済的に豊かなだけだったのではありません。
文化的にも、北海道一豊かだったのです。
札幌なんて、足元にも及ばなかったのです。
このため、戦前生まれの小樽の人たちなんかは、札幌なんてバカにしてましたよ。
ところが、冷戦時代の到来や、敗戦による樺太領の喪失で、小樽の儲けが減ってしまったのです。
さらに、石炭積み出し港も、太平洋側の港に移っていきました。(注:小樽は日本海側。)
そんなわけで、港町としての重要性が大きく低下してしまったのです。
その結果、戦後は冴えない街になってしまったのです。
●後志と西日本の類似性
こうして、北海道一の地位は、札幌に完全に奪われてしまいました。
それでも、(戦後生まれの)私が子供のころは、郵貯の中心機能が残ってましたがね。
今は、どうだか知りませんが…。
たとえ残っていたとしても、民営化されれば、間違いなく、札幌に移されるでしょう。
また、残っていなくても、民営化されれば、中心機能があったという歴史そのものが忘れ去られてしまうことでしょう。
いずれにせよ、小樽の自慢が、また一つ、姿を消すことになるわけです。
郵政民営化に猛反対するのは、驚くべきことではありません。
おそらく鉢呂センセーは、前回の選挙の際、これで保守層に食い込んだのでしょう。
それはともかく、それでも旧世代の人たちにはプライドが残っているようです。
小樽が一番なんだ!と。
これって、何かに似てませんか?
そう、西日本の人たちの意識です。
西日本(特に関西)の人たちの中には、今でも、西日本こそが日本の中心なのだ!と思っている人たちが結構いるでしょう。
それで、東京をこきおろす。
東京中心を認めたくないあまり、反日へと暴走する。
あれと同じ意識・感情です。
いわゆる、日本国内(道内)版“中華思想”!(笑)
ま、文化的には、小樽と西日本は、似ても似つかぬところがあるのですがね。
特に、言葉遣いなんかは、正反対と言ってもいいくらい。
でも、一番の地位を奪われたという怨念があるという点では、共通しているわけです。
道内と国内というスケールの違いはありますが、そっくりなわけです。
そして、興味深いことに、サマータイム実験に積極的だという点でも…。
サマータイムとは、こういう屈折した感情の持ち主たちが賛同する制度のようです。
●本当はロシアに弱かった北海道新聞
さて、ここからは、記事とは全然関係のない話です。
ロシアでは、数十年に一度の大寒波が襲ってきたそうです。
NHKは(でさえ?)、かなり前から、この事実を報じていました。
ところが、北海道新聞は、なかなか報じず。
昨日になって、やっと報じました。
それも、見落としそうなくらい、小さく、小さく…。
あれ~?、北海道新聞って、ロシア(関連報道)に強かったんじゃなかったの~ぉ?
ロシアに強かったのは、ソビエト共産党とコネがあったからかな?
ま、報道なんてもんは、所詮は、コネの産物ですからね。
それが、報道の現実!
もっとも、地球温暖化説に都合が悪いから報じたがらなかったのかも。
どっちにしても、「はんかくさい」(注:北海道弁)。
●ほりえもんにぶっ壊されるところだった経済効果
ついでに、余談をもう一つ。
ライブドアのせいで、株価が暴落しましたよね。
その後、だいぶもちなおしてきてるみたいですけど…。
でも、あのまま下がり続けたら、景気にも悪影響を及ぼしたでしょう。
そうなれば、ウォームビズ商品も売れなくなったはず。
経済効果が、パーに。
ゆりこちゃん、危なかった~ぁ?(笑)
発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
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(転載終わり)
スパイラルドラゴン拝
(以下転載)
【サマータイム制導入に反対する】 vol.181 2006/01/20 発行者:media
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◎温室効果説に対する疑問(その42)
サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第42回目です。
●磯焼けでレジスタンス(その3)
13日付けの北海道新聞(夕刊)に載った、“磯焼け”をネタにした恐怖扇動報道の検証シリーズの第三回目です。
●水の専門家が…
さて、北海道新聞に、この記事のためのネタを提供したのは、道立中央水産試験場(後志管内余市町)というところです。
水産試験場といえば、(海)水に関するプロのはずなのですが…。
そこの人たちが、気象における水の機能の異常に気付かず、温室効果による地球温暖化説に夢中になっているのです。
この寒波の襲来にもかかわらず。
呆れた話です。
道立ですから、道民の税金で運営されているんですよ。
地球上にあるもので、地球の気象に最も大きな影響を及ぼすのは、水です。
なぜ、その異常を無視するのか?
●後志という選挙区
興味深いのは、この試験場のある“後志”という所。
後志(支庁)といえば、サマータイム強硬派(笑)の一人である民主党の鉢呂吉雄センセーの選挙区なのです。
う~ん、後志って、こういう施設まで政治にベッタリなのね~。
後志には、おもしろいものが結構あります。
たとえば、ヤンキー先生の北星学園余市校とかね。
小樽も後志です。
ちなみに、札幌は石狩支庁です。
大変不思議なことに、小樽は後志で最大かつ唯一の“市”なのに、支庁所在地ではありません。
実は、この小樽という所が、いろいろとある所なのです。
●屈辱の歴史
かつて、小樽は、札幌なんかよりもずっと豊かな都市でした。
というか、札幌なんて、大したことないとこだったんすよ。
ただ、小樽は平地が少ない(坂が多い)ために、農業なんかは札幌の方がやりやすかったみたいですけれどね。
その農業の分野でも、開拓初期の頃は、当別(町)の方がリードしてたみたいですよ。
ま、とにかく、昔は、今と違って、小樽が北海道一豊かな街だったわけです。
なぜ小樽が豊かだったのか?
それは良い港があったからです。
北海道は、かつて、炭鉱が沢山あったところですが、そこで採れた石炭を内地に向けて大量に運び出した最初の港があったのが、小樽なのです。
北海道で最初に鉄道を開通させたのも、それが目的だったのですからね。
それから、戦前は、対ロシア貿易がありました。
当時日本領だった樺太との行き来も盛んでした。
そんなわけで、かなり儲けてたわけです。
それで、北海道一豊かな街になったわけです。
経済的に豊かなだけだったのではありません。
文化的にも、北海道一豊かだったのです。
札幌なんて、足元にも及ばなかったのです。
このため、戦前生まれの小樽の人たちなんかは、札幌なんてバカにしてましたよ。
ところが、冷戦時代の到来や、敗戦による樺太領の喪失で、小樽の儲けが減ってしまったのです。
さらに、石炭積み出し港も、太平洋側の港に移っていきました。(注:小樽は日本海側。)
そんなわけで、港町としての重要性が大きく低下してしまったのです。
その結果、戦後は冴えない街になってしまったのです。
●後志と西日本の類似性
こうして、北海道一の地位は、札幌に完全に奪われてしまいました。
それでも、(戦後生まれの)私が子供のころは、郵貯の中心機能が残ってましたがね。
今は、どうだか知りませんが…。
たとえ残っていたとしても、民営化されれば、間違いなく、札幌に移されるでしょう。
また、残っていなくても、民営化されれば、中心機能があったという歴史そのものが忘れ去られてしまうことでしょう。
いずれにせよ、小樽の自慢が、また一つ、姿を消すことになるわけです。
郵政民営化に猛反対するのは、驚くべきことではありません。
おそらく鉢呂センセーは、前回の選挙の際、これで保守層に食い込んだのでしょう。
それはともかく、それでも旧世代の人たちにはプライドが残っているようです。
小樽が一番なんだ!と。
これって、何かに似てませんか?
そう、西日本の人たちの意識です。
西日本(特に関西)の人たちの中には、今でも、西日本こそが日本の中心なのだ!と思っている人たちが結構いるでしょう。
それで、東京をこきおろす。
東京中心を認めたくないあまり、反日へと暴走する。
あれと同じ意識・感情です。
いわゆる、日本国内(道内)版“中華思想”!(笑)
ま、文化的には、小樽と西日本は、似ても似つかぬところがあるのですがね。
特に、言葉遣いなんかは、正反対と言ってもいいくらい。
でも、一番の地位を奪われたという怨念があるという点では、共通しているわけです。
道内と国内というスケールの違いはありますが、そっくりなわけです。
そして、興味深いことに、サマータイム実験に積極的だという点でも…。
サマータイムとは、こういう屈折した感情の持ち主たちが賛同する制度のようです。
●本当はロシアに弱かった北海道新聞
さて、ここからは、記事とは全然関係のない話です。
ロシアでは、数十年に一度の大寒波が襲ってきたそうです。
NHKは(でさえ?)、かなり前から、この事実を報じていました。
ところが、北海道新聞は、なかなか報じず。
昨日になって、やっと報じました。
それも、見落としそうなくらい、小さく、小さく…。
あれ~?、北海道新聞って、ロシア(関連報道)に強かったんじゃなかったの~ぉ?
ロシアに強かったのは、ソビエト共産党とコネがあったからかな?
ま、報道なんてもんは、所詮は、コネの産物ですからね。
それが、報道の現実!
もっとも、地球温暖化説に都合が悪いから報じたがらなかったのかも。
どっちにしても、「はんかくさい」(注:北海道弁)。
●ほりえもんにぶっ壊されるところだった経済効果
ついでに、余談をもう一つ。
ライブドアのせいで、株価が暴落しましたよね。
その後、だいぶもちなおしてきてるみたいですけど…。
でも、あのまま下がり続けたら、景気にも悪影響を及ぼしたでしょう。
そうなれば、ウォームビズ商品も売れなくなったはず。
経済効果が、パーに。
ゆりこちゃん、危なかった~ぁ?(笑)
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