宇宙船地球丸

境目を造る[環境(Environment)」から、響き愛の「環響(Eneironment)」へ

アメリカの良心が資本主義の精神の基礎を守った

2008-09-30 08:25:44 | 政治
 「宇宙船地球丸」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年9月30日です。
 昨日は、以前から仕事の関係で長野県松本市に出掛ける予定が組まれていたので、前日の日曜日に東京を発ち、上高地を散策してきました。上高地の早朝の気温は、紅葉の訪れが早まることを予感させる気温でしたが、ハイキングするには丁度良い気温でした。
 ハイキングの途中に立ち寄った上高地ビジターセンターで、ネット上には公開されていない上高地の過去の気温データを教えてもらいましたので、このデータをグラフ化したら発表します。

  さて昨日のアメリカの株価は、アメリカ下院議会でブッシュ政権が議会に提出した金融安定化法案が否決されたことを受けて暴落しましたが、私は今回アメリカ 下院議会が下した結果は、「アメリカの良心が資本主義の精神の基礎を守った」と、後々になって評価されると思っています。

 何故かという と、ブッシュ政権が議会に提出した金融安定化法案なるものは、例えば複数のノミ屋の大手の胴元が、己の資金力を越えた馬券を発行した事が原因で胴元が破産 してしまったので、政府が「ノミ屋のシステム」を守るために、これらのノミ屋が発行した馬券を、配当金ベースで買い取ろうとするようなものだからです。

 ブッシュ政権が
金融マーケットの秩序を守りつつも機能を維持するという名目で、金融機関救済のために税金を投入するという主張するならば、本来なら今回の金融危機の発生源である低所得者向け住宅ローン「サブプライムローン」を買い取るべきなのです。
 
 例え一国でも、政府が競馬のノミ屋が発行する馬券の購入者に対してまでもその馬券配当を保証し、その配当金を元に計算した損失金額を税金で救済したら、それこそ金融市場のルールすら崩壊してしまうと思います。

 もしも、アメリカブッシュ政権の首脳陣に誠実さが残っているのならば、税金で買い取る破綻した金融機関の債権を、さらに限定する内容に修正して金融安定化法案を議会に再提出するでしょうが、その可能性は極めて低いと思います。何故かというと、ヘンリー・ポールソン米財務長官がノミ屋グループの一味だからです。

 また現在進行しているアメリカ発の金融危機は、以前から副島隆彦先生が警告を発していた事態です。
 民主党の小沢一郎代表の、以前からの熱烈な支持者でもある副島隆彦先生の話を素直に聞いて投資を行っていた人々は、今回の株価暴落局面でも大きな損失を被っていないことでしょう。

  その副島隆彦先生が、東京・三宅坂の社会文化会館で、10月18日の日中に“『恐慌前夜』と世界の大局のつかみ方”というタイトルの、「金融講演会」を開 催される予定ですので、現在の世界の金融マーケットで起こっている事態を正確に把握したい方は、講演会の参加申し込みをされてはいかがでしょうか?

(以下転載)
 
 「973」 私たちの自力主催講演会「金融講演会“『恐慌前夜』と世界の大局のつかみ方”」(2008年10月18日、東京・社会文化会館)の告知を再度行います。また、ウォール街大再編の現状をまとめた新聞記事と簡単な分析を載せます。2008.9.18


世界の株式相場、アジア危機以来の大幅安-金融機関救済で国債買い

米金融安定化法案:下院が否決、政府の危機対策に打撃-株価急落(2)

NY原油(29日):急落、米金融安定化法案の否決で売り-96.37ドル

新興市場はトリプル安-米金融安定化法案の否決で危機深刻化懸念(2)


 (転載終わり)

スパイラルドラゴン拝


最新の画像もっと見る