宇宙船地球丸

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科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている? by 悪魔のささやき

2008-08-15 09:14:20 | 環境教育
 「宇宙船地球丸」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年8月15日です。
 私が愛読している「
悪魔のささやき」というブログに、今年の5月に開催された「地球惑星科学連合大会」の様子の一部が記述されていましたので、以下その全文を転載します。

(以下転載)

 科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている?(by 悪魔のささやき)

 「ここは学会だからね。アンケートなんか気軽に取って、その結果が外部にもれて悪用されたら責任はだれが取るんだ!」

 突然、フロアの後方から不快感に満ちた大きな声がした。さすがの丸山茂徳も一瞬たじろいだ様子だったが、すぐに

 「それではこの場でのお遊びということで、よろしいですね?」

 と会場にあらためて了解を求め、挙手による「お遊びアンケート」が始まった。

 2008年5月25日の「地球惑星科学連合大会」のセッション「地球温暖化問題の真相」の口演終了後の自由討論会の冒頭(「裸の王様症候群の終焉」参照)、このセッションの世話役を努めてきた丸山が温暖化について会場でアンケートを取ろうとした時のできごとである。

 明らかに声の主は苛立っていた。

 以前述べたように当日のこのセッションの演題は二酸化炭素による温暖化を支持するものはなく、太陽活動や宇宙線によって地球の気候が変化するといったものがほとんどであった。

 いつも数の力でマイノリティを弾圧してきた温暖化論者にとっては初めて経験する屈辱的「少数派」で、ストレスが溜まる一日であったはずだ。
 そんな温暖化論者の不満が爆発したのが文頭の発言である。こんな不利な状況でアンケートを取られて「学会では二酸化炭素温暖化説は少数派。」などと宣伝されてはたまらないと思ったようである。

 しかしそれはIPCCをはじめとする温暖化派こそが、いつも使っている手口なのだ。
 
 「温暖化に反対する論文はひとつもない。」だとか「もう科学の役割は終わった。」だとかまるでこの問題は科学的な決着がすでについているかのように一般人に錯覚させて反論を封じ込めてきたのは彼ら自身なのである。

 それでも丸山の機転によりアンケートがなんとか始まった。
 設問は2つ。まず「現在の温暖化が二酸化炭素によるかどうか。Yesと思う人。」と丸山が問うとポツポツと1割程度の挙手。

 次の「違うと思う人。」に今度はパラパラと前より多い人数が挙手、私が後方を振り返って見たところYesよりも多く2割程度だった。もちろん私はここで挙手。
 
 「じゃあ、わからないと思う人。」ここでほとんど残りのすべての人が挙手、つまり7割程度が現在の温暖化の原因は不明と答えたのだった。

 次に「では、21世紀が温暖化の時代だと思う人。」と丸山。前回同様、挙手はポツポツと1割ほど。

 「寒冷化すると思う人。」はやはり2割程度。私はここで挙手、理由は昨年の9月から注1)PDO 指数が陰転化しこのままcool phaseに入りそうなことと、太陽黒点の次サイクルの黒点の出現が少なく次はあまり活発化しそうにないことの2つである。

 最後に「ではわからないと思う人。」にやはり残りの大多数が挙手した。結局「未来のことはわからない」という慎重派が大多数だったわけである。


 アンケートが終了すると、前から2列目に座り盛んに後ろを向いて挙手の動向を見極めていた件のモデラー氏が発言した。

 「あのぅ、皆さんは気象の専門の方なんですか?僕は気象が専門でモデルの研究をしています。」

 つまり、「気象の専門家でない人間に訊いても意味がない。」あるいは「お前達は専門家でないので何もわかっていない。」と言うことである。まあモデラー氏にしてみれば「二酸化炭素が地球温暖化の原因である」という大前提に立って100年後-自分は死んでいて責任さえ取る必要のない時代の気候予測を生業としているわけである。ここでその前提条件を否定されては身も蓋もない、ということであろう。

 「気象の専門の方、手を挙げていただけますか?」

 自ら右手を上げながらモデラー氏が遠慮がちに、後方を振り返って呼びかける。これを受けて丸山が続ける。
 
 「それじゃ、この中に気象が専門の方はどれくらいいますか?」パラパラと手があがったようだが、それほど多くはなく1~2割といったところだ。私は少しとまどったが結局手を挙げなかった。すぐ後ろに座っていた気象予報士会の友人を振り返るとしっかりと手を挙げていた。彼は気象だけでなく古気候への造詣も深く、なんの迷いもなかったようだ。

 そもそもモデラー氏は「気象」と「気候」の区別さえついていないようだ。本来ならば「気候の専門家はいるのか?」と問うべきであろう。

 「気象」なら昼間はいつも同じ太陽が出ているでいいのだが、「気候」を扱うのなら太陽はいつも同じではないのだ。ここら辺りがモデラーのモデラーたるゆえんであろう。

 丸山に迷惑がかかるといけないのでこのエピソードについて書くのは控えていたのだが、丸山自身がその著作『科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている』の「はじめに」の部分でこの時の模様について記述している。

 それなら「解禁」ということにしたのだが、実際は「9割の科学者」の中に私のような「非科学者」がカウントされていることになる。(笑)少し割り引いた方が無難かもしれない。もっとも、1割の方にも混在していた可能性もあるので、それなら比率はあまりかわらないことになる。

 丸山はこの中で「(科学者共同体は)巨額の国民の税金の上に成り立った公的役割を担い、研究の最前線を社会に伝える責任を負っている。」と述べ、国民に情報を伝えるのは科学者および学会組織の義務であるとして暗にこの時の質問者を批判している。

 私も同感である。温暖化の研究や温暖化対策をしている人間が私財を投げ打ってやっているのなら私は何も言わない。ご自由にどうぞである。しかし彼らは私の税金を使って私がムダだと主張していることを行っているのである。疑問に答える責務があるはずだ。

 以前はほとんど見られなかったウェブでの温暖化論への反論・疑問も最近は増加の一途をたどっている。これは今年になって相次いで発売された反温暖化本や、「The Great Global Warming Swindle」の日本語字幕版のインターネット上へのアップによるところが大きい。

 赤祖父俊一は「今まで反論を述べる機会がなかったのは世界中で日本だけ。今こそ温暖化論へ集中砲火が必要」と明言している。冒頭のような温暖化論者のあせりの声がこれからはあちこちから聞こえてくるだろう。

参考書籍
丸山茂徳:科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている;宝島社 2008

(転載終わり)

スパイラルドラゴン拝


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