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まだ地震ネタをひっぱります。
かの
福岡西方沖地震から三日が経とうとしています。
地震直後のニュースで福岡市内の映像が流れていました。
その中で
駐車場のような広い場所に灰色の液体が地面から滲み出る様をレポートしているシーンがありました。
それは
液状化現象。
先の新潟の地震で起きたことは記憶に新しいですが…
液状化現象って…何?
何となく
「地中が液体化する現象」というのは分かるんですが
それは何故起こるのか
起こるとどうなるのか
よく分からないので例によって調べてみました。
題して
地震大国・島国日本
~本当は怖い母なる大地~
をお送りします。
液状化現象とは
普段、砂と水分との均衡が保たれている土地で起こります。
地震の強い揺れによってその均衡が崩れ
水の中に砂が浮いた状態になってしまうのです。
その後、水より重たい砂が沈殿し
上澄みとなった水が地表に滲み出るのです。
なるほど。
この現象によって、想像に難くないですが地盤が緩みます。
それによって
建造物が倒壊、沈下したり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/12/9dd60cd172e819e28604899d63ef713c.jpg)
地中に埋めているモノが浮き上がってきたりします。
こ、怖い。
この現象は、砂で出来た土地(埋立地や砂浜、河口だったところ)で起こります。
自宅が川の近くなので、何だか人事ではなくなってきました…
どうすればいいのでしょうか?
対策としては
各自治体が発表している
液状化マップを参考にしてください。
しかし、危険地区にもう既に家を建ててしまっている方は
残念ながら危険の事前認知くらいしか対処のしようがありません。
これは地盤の問題なので、家を建てる際の基礎工事に於いて施策するしかないのです。
なので、これから家を建てるという方は
液状化マップで確認をするとか、業者さんに依頼して事前にチェックをして
然るべき基礎工事を。
おまけですが、この液状化現象が実験で分かり易く見ることができます。
結構簡単なので、もっと知りたい方は試してみるといいかも。
液状化現象の実験
さて。
この地震でもう一つ気になったこと。
それは
震度。
私が住んでいるところは震度5と発表されました。
今まで地震を味わったことのない私にとって
震度5って…どうなの?すごいの?
震度の大きさ
震度1…屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。
震度2…屋内にいる人の多くが揺れを感じる。電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。
震度3…屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。棚にある食器類が音を立てることがある。電線が少し揺れる。
震度4…かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。電線が大きく揺れる。歩いている人も揺れを感じる。
震度5弱…多くの人が身の安全を図ろうとする。一部の人は、行動に支障を感じる。つり下げ物は激しく揺れ、棚の食器類、書棚の本が落ちることがある。
震度5強…非常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる。棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。自動車の運転は困難となる。
震度6弱…立っていることが困難になる。固定していない重い家具の多くが移動、転倒する。
震度6強…立っていることができず、はわないと動くことができない。固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。
震度7…揺れにほんろうされ、自分の意志で行動できない。ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶのもある。ほとんどの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されているブロック塀も破損するものがある。
これまでの大きな地震と比較してみましょう。
今回は震度6強(M7.0)
新潟中越地震では震度6強(M6.8)
阪神淡路大震災は震度7(M7.2)
関東大震災では震度7(M7.9)
スマトラ島沖地震は震度?(M9.0)
マグニチュードとは地震の規模を表す単位なので
震度とは関係ないこともないですが、全く別物です。
こうしてみると、地震の規模もさながら起こった時間が被害状況に絡んでいるように思われます。
私の推測ですが、
今回の地震は負傷者も死者も比較して少なく、本当に運がよかったのではないでしょうか。
少なくとも1人の方が亡くなっている訳ですし、こういう言い方は失礼かもしれませんが…
地震の規模は中越地震よりも大きかったのですが
阪神大震災の時と違い、時間帯が正午前で三連休の中日と言うこともあり、
多くの人が外出していたため、落下物等による屋内での負傷が少なかったのではないでしょうか。
同じくらいの時間帯に起こった関東大震災は地震の規模も大きく、
今のように地震対策が進んだ建造物が少なかったことにより、家屋の倒壊が多かったと思われます。
インド洋の地震に関してはもう比較のしようがないほどの規模の大きさの違いと津波被害がありましたし。
地震って、知れば知るほど怖いですね。
しかし、その恐怖感も自分の足元が揺れるまでは理解できない物だということがハッキリと分かりました。
日本で生活していれば、絶対に地震は避けて通れないものです。
日ごろの心がけと、いざという時の対処が大事ですね。
□参考□
→鹿島:地震被害について
→液状化現象とは
→新潟中越地震
→その時の為に!THE地震展
→阪神淡路大震災の被害について