22日早朝。
目が覚めると、そこは雪国でした。
周りのみんなは起きてました。スゴイ焦りました。
9時からツアコン・Ｍ氏による魔法のレッスンが開講されるというので
準備してゴハン…って
私のレンタルウェアの有り得なさ!!!!!!
上はカーキに下は紫……渋い。
もうしょうがない。コレばっかりは選べんしな。
Ｍ氏による魔法のレッスンは超初心者向けレッスンです。
周りはスノボ経験ゼロの一年生ばかりの中、
何故か居る私。
だってさ。
木の葉どころか、立つ事さえ儘ならなかったんですよ。
そんな私がレッスン受けずにゲレンデに出るのは
ワイヤレス・バンジーと同じ事。自由落下ですよ。アホですか。
準備体操から始まり、各部の名称、ビンディングのつけ方、ボードを左足に着けたままの移動。
Ｍ氏「じゃあ、入り口までブレーキかけながらやってみよう」
立つのはＭ氏が起こしてくれたんだけど…
傾斜もメッチャ緩いんだけど…
こけｒ…
あれ？コケない。
ちゃんと行けたよ…相変わらず腰引けてるけど。
Ｍ氏「次～。体重掛けた方に進みます」
あ、本当だ。進むな。コレ。
ちゃんと左右に行けるじゃん。
Ｍ氏「次～。リフトの降り方。
ボードの真ん中に足乗せて、前に体重かけるだけ。
コレ終わったらリフト乗って初級者コース行くよ～」
何コレ。面白いんですけど。
これでリフトも怖くねぇぜ!!!!
と、先陣切って乗ったリフト。
見事コケまして、後ろから来る後輩たちも
コケた私に焦り、次々とコケる始末。ホントニゴメン。
初級者コースでのレッスンは、木の葉の徹底練習。
自分でも意味分からんくらい、ちゃんと滑れる…
どうした私。
次は後ろ向きに(麓に背を向けて)滑る練習。コレがコレが。
まず立てない。怖くて。
仮に立ったとしても
動けない。怖くて。
仮に動いたとしても
止まれない。怖いのに。
Ｍ氏「じゃ。後ろ向きのまま、下まで降りてって」
いやいやいや。無理だろコレ。
というわけで、半分くらいまで何とか行きましたが、
踵が痛いし怖いしで、ズルして半分は前向いて降りました。アハ。
そこまで終わると、11時頃になってました。
Ｍ氏「じゃあ、今日はここまで～。
明日はターンやりま～す。今日の練習しといてね。
今日やったのがどうしても出来ない人は、いつでも聞きに来て下さい」
それから
初級者コースで、ひたすら木の葉。
時折、後ろ向きにチャレンジするも、やはり無理。
なので、前向いて木の葉ばっかしやってたら
思いのほか自在に動けるように。
それで調子付いた私はＭ氏の元に行き、
「ターンってどうするんですか？」
と、聞いてみました。
Ｍ氏「ターンは後ろ向いて滑れないと無理ですね」
ソリャムリダ。
というわけで、ひたすら木の葉。時々、後ろ向き。
後ろ向きが出来無すぎて、木の葉で縦横無尽に(かっこ悪い；)行ける様になってきた頃、
初スノボなのに魔法のレッスンを受けなかった後輩(♂)が
「onDさん…どうやったら前向いて滑れるんですか…」
エ？マホウノレッスンウケロヨ…テカ、コノスウジカン、ナニシテタンダヨ
「いや、俺、後ろ向いてしか滑れないんです…」
ナンデスッテ?!ムシロ、ワタシニオシエテクレヨ…
たま～に、そういう人がいるそうです。
それにしても、ちゃんとした人に教わらなくてもできるなんて、男の子ってスゴイなぁ。
身体能力の差でしょうね。うん。
それと、何故か男の子たちは魔法のレッスンを受けたがりませんでした。
何でだろう…。
そんな感じで一日目は
思いのほか出来た満足感と
後ろ向きが出来ない悔しさと
早速出てきた筋肉痛で幕を閉じました。
後ろ向きが出来なくて悔しいなんて…
私にも向上心があったのね(笑)
まだ続く。
