♪ 桃太郎さん・桃太郎さん~ お腰に付けた “きびだんご”~ 一つ私にくださいな~ あげましょ・あげましょ これから鬼の征伐に~ ついていくなら あげましょう~ ♪
◎ 北海道名物・谷田製菓の「きびだんご」


14年前(2006年)、驚きのニュースが飛び込んで来ました。 「北米カナダのバンクス諸島で、“ホッキョクグマ”(シロクマ)と“グリズリー”(ヒグマ)の ハイブリッド・ベア(混血熊)を発見した」とのスクープでした。 クマの捕獲許可を持つハンターが、カナダの草原で標的のクマを発見し、射殺の上で持ち帰ったそうです。 剥製にする前に、検査機関に持ち込んで DNA鑑定をしたところ、そのクマは 雌のシロクマと 雄のヒグマにより生まれたらしいとの事でした。 不可解です。 如何にDNA分析技術が進歩しても、射殺したクマの遺伝子を調べたところで、その両親を特定できる道理がありません。 DNAによる親子鑑定は、親と子の遺伝子の比較であり、1頭のクマで調べる事は不可能です。 例えば、迷子の幼児のDNAを分析すれば、親が「◯◯町△△番地の X さん」と、分かる筈がありません。 そんな所に、情報操作の疑いを持ちます。 そもそも 10年以上経って、混血熊の新たな情報が入って来ない事が最大の疑問です!
10年ほど前、北方四島の国後島や北海道の東部で、“白いクマ”が度々目撃されています。 これらの“クマ”は、ハイブリッド・ベアではなく“100% ヒグマ”です。 なぜヒグマが白いのかと言うと、鮭を捕獲する為の保護色の可能性があります。 しかし 白いクマの個体数が少ないので、別の理由が考えられます。 それは、“アルビノ”です。 アルビノとは 先天性の白皮症で、野生動物の多くで見られる“突然変異”です。 その発生確率は、数千分の1ですから珍しいと言えます。 ホワイトライオンやホワイトタイガーなど有名ですが、タヌキ・カンガルー・ゴリラなど動物全般に見られる遺伝子の変異です。 その特徴は メラニン色素が乏しい事で、皮膚や体毛が白く 瞳は毛細血管が透けて見えるので赤色をしています。 白いクマがアルビノかハイブリッド・ベアか、判別するのにDNA鑑定は必要ありません。 白い毛に惑わず、皮膚の色を見ると 一目瞭然です。(野生のクマですから、触って確認するのは無理です) シロクマの皮膚は 黒で、メラニン色素が欠乏している訳ではありません。 シロクマは、“突然変異”でも“アルビノ”でもないのです!
アルビノ現象は、人間にも存在します。 肌が雪の様に白く、髪の毛は白またはグレーで、瞳は光の関係で様々な色に変わるそうです。 特に女性は目立つので、世界で活躍するスーパーモデルに、何人かアルビノがいる様です。 黒人がアルビノの場合、当然 肌の色は白です。 勿論、日本にもいます。(推定 6,000人) 私の知り合いにも、アルビノの特徴を持った男性がいます。 彼は、肌が白く髪がグレーで瞳が青に近い黒です。 やはり 他の人と異なる体型に、常日頃 悩んでいました。 今は“心機一転”、 髪の毛を黒く染めて元気に暮らしています。
思えば、白人の多くはアルビノかもしれません? 肌が白く・瞳が青で・髪がグレーないしブロンドは、“アルビノ”の特徴を全て備えています!
“白い毛のヒグマ”や“白い肌の黒人”が、珍しいのではありません。 スクープ 欲しさに “アルビノ”(先天性白皮症)を“ハイブリッド”(混血)と偽り、“似非情報”を垂れ流す面々(報道)が、“モラル”なく愚かなのです!
60年ほど前 北海道の住宅は、ほとんどが“柾葺き屋根”でした。 その歴史は、明治時代の蝦夷地・開拓者の中に“屋根職人”が居り、開墾の傍ら副業として始めたと言われています。 なぜ、土を固めた“瓦屋根”でなかったのか? おそらく 当時の豪雪(現在の数倍)に、重い瓦では柱や梁が耐えられなかったと思います。 また、台風の被害が少ないのも、理由の一つと考えられます。 そこで、軽く加工し易い“エゾマツ”や“トドマツ”を薄く裂いた“柾”を、屋根の仕上げ材として使ったものと想像します!
“柾葺き職人”は、我が町に10人程いたと思います。 子供の頃は、職人の仕事を興味深く観察したものです。 丸太を1尺(30㎝)位にカットし、皮を剝いて幅の広い“刃物”で1分(3㎜)ほどの厚さで“柾目”に裂きます。 その手際は、まるで機械作業の様でした。 一軒の屋根に敷き詰めるのですから、大量の“柾”が必要になります。 柾が完成すると、厚めの板を下地にした屋根に、仕上げ材として柾を張るのが職人技でした。 左手で柾を並べ、右手に小さな金槌を持ち釘を打ち付けるのです。 その速さは、驚きでした。 一握りの小さな釘を口に含み、金槌を持った手で釘で柾を止めて行くのです。 口の中で釘を回転し、釘先を唾液で湿らせ 柾に付着するのです。 その口技で、機械の様な連打が可能になります。(素人の10倍速以上?) 正に 神業でした!
“柾葺き屋根”の欠陥は、傷みやすく雨漏りが多い事です。 その都度 修理するのは大変で、応急処置しても家の天井は雨漏り跡が至る所に残り、ボロ隠しに新聞を何重にも貼っていたのが 記憶にあります。 朝起きて 天井を見上げると、去年?のニュースが読めました。 “柾屋根”の恐ろしいのは、火事です。 近隣で火事があると、火の粉が燃え易い“柾”に飛び火するのは、避けようのない現実です。 屋根材に 可燃物があるのは、明らかに危険です。 当時“火の用心”は、教育・躾(しつけ)の原点でした。 地震・雷・火事・親爺と 恐れられた原因が、そんな所にあったのかも知れません!
そんな“藁葺き屋根”は、昭和30年頃に激減しました。 原因は、“トタン(薄鋼板)”の普及でした。 耐久性があるトタンは 雨や雪に強く、瞬く間に“藁葺き屋根”の座を奪ってしまったのです。(柾屋根の上にトタン板を張る工事は簡単) 残念ながら 神業と思っていた職人の仕事は、トタンの出現によって終焉してしまいました。 その後、北海道の屋根は高価な“瓦”に変わる事はありませんでした。 何故なら 地震の多い日本において、柱や梁が耐えられない程の重い”瓦”は、“柾”より危険と判断したと思います。 正しい判断だと思います。 「頭でっかち」は、不安定なのです。 今では トタン屋根が、北海道の文化になっています!
“道路”の話です。 日本中に、様々な“車道”があります。 橋のない(舟が必要な)道路や、長い階段の道路もあります。 呼び名は、“高速道路”・“国道”・“県道”など、番号で区間や距離が分かります。 北海道の場合は、“県道”と呼ばず“道道”です。 舗装道路は 冬場のスリップを考慮し、撥水性の高いアスファルトを使用しています。 それでも 雪解け時は、寒暖により亀裂が生じ 至る所凸凹です。 道幅が広いのは、排雪を考え余裕を持たせた為です。
我が家から北へ10キロほど道道“97”号線を走ると、国道“230”号線に繋がる7,9キロの“農道”が現れます。 そこが、道道“777”号線です。 ギャンブラーにはラッキーナンバーですが、道道“777”号線を通れば“運気”が上がる事はありません。 国道“230”号線まで、ジャガイモ・ビート(甜菜糖)畑と数軒の農家があるだけです。 国道に出て7~8キロ走ると、“ダイワルスツリゾート”が現れます。 スキー・ゴルフ・遊園地など、北海道でも大規模な観光地です。
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北海道は他県に比べ面積が広いので、道路は複雑に網羅されています。 国道・道道・農道・林道・・・、高速道路を除外しても無数の道路網があります。 “国道”の最終は452号で“道道”は1178号と、夥しい数になります。 まるで人体における 動脈・静脈・毛細血管の様です。 どの血管が、切れても・詰まっても、大変です。 車の場合は、交通がストップしたり事故を起こす事と同じです。 北海道の場合、厳冬期の“猛吹雪”や“ブラックアイスバーン”など、天候によるトラブルも少なくありません。 やはり 冬場の“雪”・“吹雪”が、最大の問題です。 雪が原因で、事故を起こしたり怪我をするのは、“北国ドライバー”の避け様のない“ハンデ”です。 なお、道道“777”号線と“999”号線の中ほどに、日本一の秘境駅「小幌」信号所があります。 YouTubeで、“777号線”・“999号線”・“小幌駅”を検索すると、動画を観る事が出来ます。 興味がある方は、ご覧ください。