昨日は交通渋滞で、思うようにスケジュールをこなせなかったので、今朝は早目に行動開始。時間が勿体無いので、運転しながら、コンビのおにぎりが朝食です。
ロードマップに目的の場所をプロットしておいたので、最も効率の良いルートを選んで、花旅をスタートしました。
最初の訪問は大松美術館です。
この美術館は見事な山茶花の垣根が周囲を囲んでいるはずです。期待しながら、車を走らせたのですが、
残念、ここの山茶花はまだ咲ききっていませんでした。
しかしこの生垣一面に山茶花が咲いたら本当に見事でしょうね。
次の目的地は古津の山茶花です。
長良古津の村瀬家の庭に岐阜市指定の天然記念物の山茶花があるはずです。
市内から国道を北へ向かいます。金華山の上で岐阜城が朝日の中に輝いていました。
印象的な光景だったので、わざわざ裏手へ回って城の姿をパチリ。
長良川に架かる千鳥橋を渡り、長良古津地区へ入りました。
しかし詳細な住所が分らないので、県道を適当な場所で脇道へ入りました。
すると、右手の畑にご夫婦で農作業をしている方がおられたので、「すみません、この辺りで村瀬さんというお宅をご存知ないでしょうか?大きな山茶花があるお宅なのですが」と尋ねると、ご婦人がご自分を指差して「それ、私の家」と仰るではありませんか!
「えー 、そうですか! すみません、東京から山茶花を見に来たのですが、拝見させてもらえないでしょうか?」とお願いすると。
「えー、東京からわざわざ!」と驚かれて、「そこに車を停めて、付いていらっしゃい。私が行かないと犬が吼えるから」とご自宅まで、案内して頂けました。
そしてこれが「古津の山茶花」です。
古津の山茶花は昭和55年に岐阜市天然記念物に指定、樹高5.65m、地上35cmでの幹周1.85m、樹齢400年以上、毎年11月頃から淡紅色の花を咲かせると、樹の傍の掲示板に記載されています。
犬が見知らぬ訪問者に盛んに吼えかけます。
ご案内頂けなかったら、十分に写真は撮れなかったかもしれませんでした。
そして、なんということか、帰りにはご自宅で取れた、箱いっぱいの柿をお土産に頂く始末で、村瀬様本当に有難う御座いました。
奥様のお話では最近、樹の根元が傷んできているとのことです。山茶花がいつまでも丈夫に、花を咲かせ続けて欲しいものだと願わずにはいられません。
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