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山口県光市の梅林(冠梅園)など

2020-06-29 16:01:43 | 西日本に梅を訪ねて

 

 岩国から柳井市を経由して光市方面を目指しました。


 ナビには目的地が5っしか登録できません。


 幾つかをクリアする毎に、次の目的地を入力しながら旅を続けてきました。


 出発前に用意した旅の工程表を助手席に置いて、そこに記された住所を、順にナビへ入力してゆきます。


 工程表は一筆書きが原則ですが、地理感のない場所は、現地に着いてから、ナビにルート選定させて効率的なルートを考えます。


 この時もそのようにしましたが、煩雑な作業はミスを生じるものです。


 工程表の「余田臥龍梅」を見落とし、帰路にフォローすることになります。


 車窓に瀬戸内の海を見ながら岩国から国道188号を進み、柳井市の山口フラワーランドを目指しました。


 山口フラワーランドは、山口県の花き振興を図る目的で整備された花と緑の公園です。

 

 このような施設は全国各地にあって、農家の花き栽培技術研修や展示が主な目的です。

 


 入園窓口で、「今はどんな花が咲いていますか」と尋ねますと、「ナノハナとパンジーが咲いています」の答えでした。


 入園口のエントランスには、鉢植えのパンジーなどが飾られていました。


 特に珍しい花が咲いている訳でもなさそうです。


 窓口に掲示された入園料510円を確認し、「また寄らせて頂きます」と言って車に戻りました。

 


 山口フラワーランドから冠山総合公園梅の里を目指しましたが、着いた所は、普賢寺という古刹の近くでした。


 地方ではよくあることですが、ナビに住所を入力すると、ナビのお姉さんに「住所が見あたりません、主要な住所でご案内します」と告げられました。

 

 そして、その結果辿り着いたのが普賢寺付近だったのです。


 普賢寺の境内で「山口県指定名称 普賢寺庭園」の掲示を目にしました。


 雪舟が築庭したと伝承される枯山水だそうです。


 普賢寺は1006(寛弘3)年に性空上人の開基であると伝わり、以下の写真の仁王門は1798(寛政10)年の建立だそうです。

 

 なかなかに、見ごたえのある古刹でした。

 

 

 


 普賢寺を後にして、13時頃に当初の目的地であった冠山総合公園梅の里の駐車場に車を停めました。


 現在地と普賢寺との位置関係は以下の通りです。

 

 
 冠山総合公園梅の里(冠梅園)は、100種2000本の梅が植栽された、山口県きっての梅園で、修景池から見上げた丘の斜面が薄桃色に染まっていました。

 


 しかし、此処へ来るまでに予想外の時間が掛かったので、丘に上るのは止め、次の目的地へ急ぐことにしました。


 駐車場へと戻る途中で、正面に笠戸島が見えていました。


 この島の「笠戸島ハイツ」はツツジの名所ですが、建物の老朽化で、2019年秋に笠戸島ハイツの解体が決まったようです。

 

 跡地をどうするかを検討しているようですが、ツツジを活かした再利用であって欲しいものです。

 


 ところで、ちょっと余談ですが、冠山総合公園梅の里に掲げられていた光市の観光案内図の「牛島のモクゲンジ群生地」に強い興味を覚えました。

 

 と言うのも、図鑑などには「モクゲンジの葉は鋸歯があって複雑な形になる」と記されますが、これって、もしかして異形葉性と呼ばれる現象の一つかもしれないのです。


 例えば「シナユリノキはユリノキよりも葉の切れ込みが深い」と説明されてきましたが、それは明らかに間違いです。 

 もしかするとモクゲンジでも同様のことが起きている可能性がありますので、それを確かめたいのです。

 

 一度気になると、確かめられずには居られません。

 

 必ず訪ね来ることになると思います。


 我ながら、何とも厄介な性分です。

 

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